2011年02月16日

パーマネント野ばら


ウィリアム王子の婚約者ケイトさんと、チャールス皇太子のカミラ夫人が食事を共にしたというニュースを観て、さすがカミラ夫人、優しいし懐も深いと感心しました。


昔、ダイアナ妃という若く美しい奥方がいたにもかかわらず、チャールス皇太子はカミラ夫人にずっと恋心を抱いていました。


僕のマイミクさんが、女性は内面から磨いてこそ美しくなれるということを言ってましたが、それを具現化したのがカミラさんだと思います。


大多数のマスコミは悲劇のヒロインとしてダイアナ妃を持ち上げていましたが、女性としての、あるいは人間としての魅力は僕にはあまり感じられませんでした。


その一番の理由がロイヤルウエディング後初来日したときの印象です。


赤坂サカス2302.JPG
         (赤坂サカス13日仕事帰りに)


彼女はまったく日本という国を知らなかったのではないかというぐらい、インタビューに日本の印象をおざなり程度しか述べませんでした。


もっと顔を紅潮させ感情豊かにこの国に来て驚いたり感動したことなどを熱心にスピーチしていただければ(お世辞でいいから)、日本国民から絶賛をもって迎えられたにちがいありません。


なのでマスコミとしては、もっぱら、女性として肌が白いとか、美しく気品があるとかのレポートだけだったような気がします。


やっぱり女性は内面から磨いてこそよりいっそう魅力的になるというもの。

どちらがチャールス皇太子やエリザベス女王の気持をつかんだか明白に証明していると思います。


ボンボンチョコ.JPG
    (Chocolates containing liqueur gifted on St Valentine's Day)



さて、ウィリアム王子の結婚から飛躍しますが、結婚式で新郎やその友人の男性が泣くケースが増えているそうです。


男は基本的に泣かないという鉄則が崩れてきました。


そういう僕も、ここ数年、ドラマや小説や映画で泣くことが多くなりました。
歳のせい?



先だって、馬鹿にしながらだらだら何日もかけて観ていたDVDで、ラスト4分の1に来たあたりで、がぜんストーリーが動きだし、ついに感情の紐が切れて号泣してしまったことがありました。

            
            『パーマネント野ばら』です。
パーマネント野ばら.jpg





さっそく西原理恵子さんの原作本を買ってしまいましたが、オリジナルもさることながら、脚本が秀逸なんですね。
      そして演出、それに菅野美穂さんはじめ出演者たち。
         静かなギターのBGMも良かった。


     久しぶりに涙というデトックスをしたのんちゃんなのでした。

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posted by のんちゃん at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | シネマ

2011年02月09日

南翔饅頭店



   マカオ最終日は朝から移動となります。


来たときとは別の、タイパにあるフェリーターミナルから香港に向かうことにしました。
   
   単にホテルに近いし、チケットも安いからです。


コタイ・ストリップという青色のカッコいい高速船で、香港島の上環までは、1時間弱。途中けっこう揺れましたけど。(*_*)

kotai.JPG


香港へ着くと、やはり大都会で、洗練されており、ちょっとホッとしました。

     タクシーでコーズウェイベイに移動。




     ここの駅前ビルにある南翔饅頭店の飲茶が目的です。

これも友達から推薦された中華レストランで、実は六本木ヒルズにもあるし、上海の南翔鎮にある本店にも行ったことがありますが、上品な味付けでどの料理もとても美味しいです。

南翔饅頭店.JPG


そこで、飛行機の時間に間に合うようゆっくり過ごしてから、香港国際空港へ向かいました。

   

                    以上でマカオの話はおわりです。






  で、唐突ですが口直しに映画の話題。


機内で往路に観たのが、マイケル・ダグラス、シャイア・ラブーフのオリバー・ストーン監督「ウォール・ストリート」。正月ハワイの帰りに観はじめて時間切れとなった映画です。

wall_street_money_never_sleeps_ver3.jpg



復路はブルース・ウィリス「RED」。CIAを、リタイア(R)した、超(E)、危険人物(D)の略。


RED-Movie-Poster-1024x765.jpg


いやあどちらも面白かった。やっぱ脚本がいいんだね。ハリウッドも捨てたもんじゃないと思った2作品でした。


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posted by のんちゃん at 17:32| Comment(0) | TrackBack(0) | シネマ

世界遺産



  「マカオ」からすぐ連想されるのは、

     
     11月に行われるマカオ・グランプリ、

     
     ホテル・リスボアなどに代表されるカジノ、

     
     そしてめくるめく世界遺産の数々だと思います。



週末利用の2泊3日で、3千キロ離れた、しかもトランジットのある海外旅行では、前後2日間が往復の移動日に費やされてしまうので、なかび一日が勝負となります。



そのなか日の土曜は、地図を片手に、早朝にホテルからタクシーでマカオの中心地セナド広場へ向かいました。


ここはポルトガル統治時代を彷彿とさせる南欧風でカラフルな建物が軒を並べ、路面の敷石もモザイク状にデザインされていて、観光客に人気のエリアです。

セナド広場.JPG

  
  この日は春節(旧正月)とあって、街全体が派手な飾り付けとランタンにおおわれていました。



少し離れた路地裏の、地元の人が使うような店で、豚の内臓系肉うどんを食べ(あとはマックしか開いてなかったので)、

肉うどん.JPG


   近くのカテドラル付近をぶらつき、


カテドラル.JPG


   それから世界遺産最大の目玉、聖ポール大寺院跡へ向かいました。



   途中にある狭い土産物店の雑踏を抜けると、

土産物屋の狭い路地.JPG


   忽然とその遺跡が紺碧の空にそびえ立ち現れます。

   息を飲むような景観です。


聖ポール.JPG


   聖堂の正面だけ残して焼失してしまった跡が壁一枚で広い石段の先に建っているんですね。



   そこを見学してから、横のモンテの丘に登りました。

山頂は開けた砦跡で、大砲がずらりと海峡に向け並べられています。いかにマカオが昔から要衝の地であったかを物語っています。


モンテの丘.JPG



またセナド街に戻り、噴水地美食城というビルの太白楼というまともな中華レストランで昼食をとり、そのまま、タクシーで中国澳門国境のボーダーゲートへ向かいました。


ボーダーゲート.JPG


中国本土へ足を踏み入れ、大陸の風に吹かれてみたいという気持ちはあったのですが、ものすごい人の数の往来と、再入国手続きに対するトラウマに、そこの通過を断念しました。


ってゆーか、向こう側に渡っても、ただ珠海市という中国の街がこのままマカオの市街地と同じように続いているだけで何も景色が変わらないのです。




この国境前広場にも各ホテルやカジノ、アトラクション施設行きのバスがたくさん待機していましたので、ヴェネチアンのバスに乗り込み、いったん帰ることにしました。


朝夕は寒いぐらいでしたが日中は20度ほどにも温度が上がり、皮のジャケットやセーターが邪魔になったので、部屋に置きに戻りたかったのです。


それと、このあとコロアネ最南端のリゾートへ行く予定なので、この最北端の国境から無料のシャトルバスで中間地点にあるホテルまで送ってもらえば、交通費も安くあがるという算段でもありました。(*^□^*)



部屋に戻って軽装になって、玄関口でタクシーに「ウェスティン」とお願いしました。



亜熱帯の樹木や花々、緑の良く整備された芝生の庭、長いビーチショア、なだらかなゴルフリンクス。

まさに「ウェスティン・リゾート・マカオ」は本物のリゾートホテルでした。
ここには、カジノもなければ、くわえ煙草で闊歩する中国人もいません。

ウェスティン.JPG


   静かに自然の風と波音を愉しむちょっとセレブな人種が滞在しています。


   僕もそんな気分でロビーからオープンカフェを突っ切り海辺に出ました。


日が西に傾くなか、長い砂浜を西の外れまで歩いて行くと、そこはリクレーションエリアとなっていて、現地の人たちがバーベキューやらアウトドアを楽しんでいました。すごくみんな生き生きとして幸せそうでした。


小さなお店が海の家のようにずらっと並んでいて、網焼きでチキンや魚貝など食指を誘う匂いを放っています。



そこからは路線バスに乗ることにしました。
バス停に、停車する場所のそれぞれの写真が貼ってあるので、だいたいどのあたりを通るか察しがつき、なんとかなるなと思ったのです。


バス代は一律60何パカタでしたが、僕は小銭の持ち合わせがなく、10香港ドルを示し、これでOKか?と女性ドライバーに聞いたら、頭をたてに振ったので、お札を料金箱に入れ、乗り込みました。

外国のバスの常で、おつりは出ません。


マカオのお金の単位はパカタですが、香港ドルも大手を振って使えます。しかもレートが1対1。僕の払った10香港ドルは、日本円で125円ぐらい。



バスはいくつかの村落を抜け、次第に満員となってホテルの近くに差し掛かりました。アナウンスがないので、勘でボタンを押し、結局、フォーシーズン・ホテル前で降りました。

ここも超セレブなホテルです。有名ブランドがわんさか入ったデューティフリーがフロアを占めています。


実はここからでも僕のホテルに戻れます。かなり大きなホテル同士、通路でつながっているんですね。(~o~)/



また夜のお出かけ用に着替えることにしました。

ちゃんとジャケットを羽織り、ぴんとした新調のワイシャツで、今夜はポルトガル料理です。

先だってマカオへ来たことのある友達から得た情報で、タイパ地区の官也街にある「アントニオ」がベストとのことでした。


タクシーの運転手さんが片言の日本語を話してくれて助かりました。「カンヤガイ」で通じたのです。そのお店まではさすがに分かりませんでしたが。


狭い路地の多い賑やかで明るい官也街を歩き、何度も迷い、人に聞いたりした末、やっとこじんまりとして暖かく居心地のよさそうな目的のお店を見つけました。しかし残念ながら満席。

やっぱ、超人気店なんですね。なんといってもミシュラン香港・マカオ版で2つ星レストランです。



 なので、探している過程で目に付いた「ピノキオ」という名のポルトガル料理店に入りました。


ピノキオ.JPG


ここは大きなレストランで、お客も多く、また店員さんが感じよくて、料理も満足、ハイネケンの生ビールのあとはポート(ポルトガル)ワインも空けてしまいました。


これで夜は終わり、

          ・・・ではありません。


ガイドブックで調べたバーの穴場、五つ星「アルティラ・ホテル」にまたタクシーで向かうことにしました。まだ9時、宵の口です。


このホテルの38階にあるその名も「38バーラウンジ」は、マカオ半島と海峡を挟んで対面している窓の広いエレガントで快適なバーで、夜景がすばらしく、とても静か、金額もリーズナブル、ジャズの演奏も気分を盛り上げました。

アルティラ.JPG


  あ〜あ、こんな贅沢!

        幸せな一日だったなあ。(*^。^*)
posted by のんちゃん at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | OVERSEAS

ヴェネチアン・マカオ・リゾート


澳門(マカオ)は大きく分けて、中国大陸につながるマカオ半島、その南3キロ沖にあるタイパ島、さらに南3キロ沖合のコロアネ島からなっています。


今は、マカオとタイパが3本の橋でつながり、タイパとコロアネ間の海峡は埋立てられ、コタイという広大な平地になっていて、そこに僕の泊まる「ヴェネチアン・マカオ・リゾートホテル」があります。


マカオ地区にある国際フェリーターミナルから入国手続きを経て一歩出ると、迎えの人達や送迎バス、旅行エージェントの看板を掲げた係員が大勢待ち構えていました。


僕はタクシーでホテルへ向かうつもりでしたが、紺色のプラカードに「ヴェネチアン」の文字を見つけ、大型バスに案内してもらいました。


ヴェネチアン以外にも、いろんなホテル行きのシャトルバスが並んでいてものすごい活気です。



満席になるとすぐバスは出発し、東の海岸に沿って走ります。左右には豪華な、あるいは意匠に満ちたホテル群が建ち並び、マカオの繁栄を誇っています。




やがて長い橋で海峡を渡り、しばらくすると僕の投宿するヴェネチアンに到着。


ラスベガスとまるで同じ外観、内装のホテルで、その規模といったら、筆舌に尽くしがたいほど巨大で、圧倒されます。


フロアの遠くが霞むほどのカジノ、屋内にベニスの運河があり、ゴンドラが優雅に行き来しています。その周りにはブランドショップやレストラン、カフェが林立。ホテル内のシアターでは、シルク・ド・ソレイユが開催されているといった規模なのです。

ベネチア運河.JPG



僕は24階の部屋(80平米のスイート!)で旅装を解くと、

ベネチアン部屋.JPG


まず運河沿いのイタリアンで、マカオビールやポルトガルワインでアラカルトをいただきました。

店員さんと会話したりすごく楽しい(*^□^*)。

ポルトガルワイン.JPG



そのあと、ものは試し、カジノで見よう見まねブラックジャックと大小というゲームに挑戦してみましたが、あっという間に1万5千円をスってしまいました。

ま、この程度で済んだのは幸運と言わなければね。

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posted by のんちゃん at 16:22| Comment(0) | TrackBack(0) | OVERSEAS

調査不足のツケ


時間の取れるときにと思い、週末、マカオに行ってきました。


早割で香港への安いエアチケットを取り、そのぶんホテルはゴージャスな「ヴェネチアン」をリクエストしていたら、それも偶然取れたので、勢いこんで行くことができました。


しかし、香港からのフェリーでまごつきました。


今回は、あまり勉強せずに出かけてしまったので、香港国際空港で、何も考えずに出国してしまったのです。


実はイミグレーションを経ずにそのままマカオに渡るフェリーに乗らなくてはならなかったのに、そのトランスファーが理屈として納得できなかったからなのです。


つまり、預け荷物の問題です。


イミグレを通過しなければバッゲージ・クライムには行けませんから、自分の荷物は受け取れません。

自分が、香港からマカオに渡ることなど、誰も知りませんから、僕がバッゲージ・クライムに到達しなければ、当然荷物は引き取り手がないまま、ターンテーブルをぐるぐる回っているだけで、後日、持ち主不在のまま処分されてしまいます。


航空機の乗り継ぎなら、チケットもそういう買い方をしているし、タグにもそう表示され、自動的に次の飛行機に積み込まれ、最終目的地までちゃんと運ばれるシステムになっていますが、次が乗合バスのような定期運航の船舶となれば、合わせての購入は出来ないのです。



結局、いろいろ交渉の末、いったん香港入国をキャンセルという特例をいただき、再出国して、船会社の空港内カウンターに掛け合い、係の方の手で荷物も乗せ替えてもらいました。


香港国際空港フェリーターミナル.JPG


そんなこんなで、マカオ国際フェリーターミナルには、夜の7時着。

   家を出て14時間かかってのマカオ入国でした。


もっとガイドブックをきちんと読み込み、ネットでもいろいろ下調べをちゃんとしておかないと、海外は甘くないとの教訓を得た今回の旅でした。

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posted by のんちゃん at 15:56| Comment(0) | TrackBack(0) | OVERSEAS