今年は3回に分けた夏休み。
その2回目は、お盆でいなかに帰省してきました。
田舎の町は合併して名前が変わってしまいましたが、静かな山郷です。
目抜き通りは、電柱が一掃されて整然としていてきれいな町並みになっていました。
実家は父がすでになく、足の弱い母がリハビリセンターに入ってからは無人です。
兄が時おり帰っては、窓を開け掃除をして、父の仏前に線香を上げてくれています。
そんなわけで、今回も実家へは仏前に手を合わせただけで、近くの温泉宿に泊まりました。
母や兄の家族や親戚が集まり盛大なお盆の催し(?)ができました。
宿は県立の公共宿泊施設で、車椅子の方も利用できるよう細かに配慮がされたユニバーサルデザインの建物です。
丘の上にあり、眼下には関東一の清流が流れ、その先には田園風景が広がる素敵なロケーションにあります。
夕食は豪勢でした。しかもこのような山の中にもかかわらず、ふぐ料理が名物なのです。ふぐちり鍋をいただきました。
温泉に含まれる塩分を利用して、海でなくとも養殖が可能になったのです。
久しぶり故郷を満喫して来ました。
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ここのところ遠くに出張があり、ずいぶん本が読めました。そのうち自分のお気に入りは「吉村達也」さんです。
なんか馬が合うというか、感性が似てるというか、とても読みやすいのです。彼の文庫本は全巻持っています。僕の唯一のコレクション(^◇^)
「人間失格」殺人事件
太宰と同じ津軽出身の大学生が、自然を破壊する全存在を敵と見なし、過激な環境テロ活動に走った。第一の犠牲者は大企業を経営する彼の実父だった。さらに大学生は戦慄の首都圏テロを予告。だがその裏で、太宰治ファンの美少女が相次いで失踪。両者を結ぶ驚愕の真相は。
「瀬戸内―道後殺人事件」
人気女優の女性マネージャーが、異常な手段で惨殺された!そして女優は書き残しをして失踪。狂言か誘拐かと騒がれる中、女優を追って広島へ飛んだ志垣警部・和久井刑事コンビ。猟奇事件解明の舞台は道後温泉、そして美しい島なみが広がる瀬戸内へ…。
「秋葉原耳かき小町殺人事件」
2010年11月1日、東京地裁で「耳かき小町殺人事件」の判決が読み上げられた。判決は無期懲役。秋葉原の耳かき店に勤める被害者が、ストーカーと化した上得意だった加害者に、何の関係もない祖母とともに殺害された痛ましい事件である。この異様な事件はなぜ起きたのか?未然に防げる手立てはなかったのか?そして、裁判員裁判で下された無期懲役という判決は妥当なものだったのか?吉村達也自身が事件の深層と裁判の問題点を明らかにする。
ま、解説は「BOOKデータベース」をほぼ借用ですが(^_^;)
ともかく面白いです。彼の本は次々発行されるので、読書時間の少ない自分にとって追いつくのがやっとです。
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お盆休み中に、新橋のライブハウス「ZZ」にJAZZを聴きに行きました。その前に友達と門前仲町で軽く飲みました。
門仲は永代通り沿いで車で通ることはあっても、わざわざ飲みに行ったりすることはなかったので、僕にとっては新鮮でした。
この街には冨岡八幡宮や、深川不動尊もある門前町です。不動尊の参道ではお祭りをやっていて露店がずらりと出ていました。
駅近くの「炭火炉ばた割烹と深川あさり飯:門前茶屋」という店で飲みました。炉辺焼きは食材が新鮮だし、なによりチェーン店じゃなくてローカルとしての個性があっていいですね。
それから、地下鉄で新橋に移動して、Yoko BandのJAZZを聴きに行きました。
狭いけれど和気藹々、観客の一人のバースデーのお祝いもあり、ケーキのご相伴に預かりました。
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