2011年09月05日

走ることについて語るときに、僕の語ること



最近読んだ本の中に、


「走ることについて語るときに僕の語ること」

という題名のエッセイがあります。


走ることについて.JPG


このめんどくさいタイトル。はい、村上春樹さんです。でも彼の走っているこの随筆は面白いなあ。




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僕は数ヶ月ほど前から、身体がかつてないほどムチムチしてきていました。


だいぶ前にスイミングに通わなくなってから運動というものにはいっさいかかわりなく生きてきましたが、さすがにこれではいかん、と思い始めてきた矢先、近所のお姉さんから一緒に夜走らないかと声をかけられました。う〜ん。



立て続けに、仕事関係でも刺激をもらいました。


いつも若々しくはつらつとしている40歳ぐらいの人が、実はおじいちゃんになりましたというので年齢を尋ねたら、なんと55歳とのこと。

常に海外などへトライアスロンに出かけているそうです。



僕の仕事の後輩がアラフォーで夜間の専門学校に通い、卒業するとその時間の一部を使ってランニングに夜の街に出て行くというのを知り、頭が下がりました。



テレビでも徳光さんや矢部っちが走っているのも観て、自分もやるかぁとやっとここへ来て重い腰を上げ始めたのです。



         

                   *****





竹中直人推奨の泣ける映画


「存在の耐えられない軽さ」


存在の.jpg


長編なので深夜2回に分けて観ました。


プラハの春を踏み潰したソ連進攻時のチェコが舞台の恋愛映画です。


全編英語なんですね。ハリウッドでもイギリス映画でもないのに、それも不思議。


村上春樹原作といっていいほど、恋の駆け引きとセックスが氾濫していますが、自分的には文芸作品のようで面白かった。


静かな音楽もグッド!最後のドライブシーンは竹中直人が言うようにちょっとしんみりしました。




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土曜日の夜は、恵比寿のテッドアートスタジオという小さな目立たないコンサートホールで、リヒャルト・シュトラウスのオペレッタのコンサートがありました。


シュトラウス.JPG


7、80人程度の座席は満席。


とりあえず白ワインをいただき、途中で赤ワインに切り替えました。こういうサロン的演奏会は大歓迎です。


シュトラウスの楽曲を日本語に意訳して、ストーリーを作り、ミュージカル仕立てにしてあり、とても楽しめました。




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日曜日、まだ台風の余波が残っている関越道を義姉など4人、親戚の人を乗せて、上州国定村の親戚へ向かいました。

国定村.JPG
                         (これは駅)



初めて訪ねた親戚の家は小さな陽当たりのいい平屋で、目の前には黄金色に稔った稲田が広がっていました。狭いながらも手入れの良い庭には葡萄棚もあります。

94歳になるおばあさんが一人暮らししています。


東京からの義姉たちにとは叔母にあたり、50年ぶりの再会だそうで泣き出す人もいました。


僕もその古い小さな家屋に入った瞬間、ノスタルジックで懐かしい日本のお茶の間を見て、強くこみ上げてくるものがありました。


仏壇とはいえない単なる棚の上には、自分よりも先に行った旦那さんや兄弟や息子や親族の写真が飾られていました。順繰りにお線香を上げました。


  
「七十年ぶりの旧友稲穂干す」  


おばあさんの家にあった俳句です。




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2ヶ月ほど前から耳鳴りがひどく、やっと予約が取れて今日午後、高名な耳鼻科の先生の病院へ行ってきました。


先生からは事前に自著を進呈していただいてましたので、バッチリ読了し、書き込みを入れ付箋も付け、万全の態勢で伺いました。

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聴力の検査と、体調(ストレス)のチェックをまずしました。



ストレスチェックはたくさんの質問に答えるような問診。

調査表が2種類のほか、STAIとかSDSとかだが、日本語が変で意味を捉えるのが難しいペーパーチェックリストもありました。



そして、さすが名うての名医さん!結果が明解に出ました。


高い周波数帯が難聴ぎみ(これは早い人だと30代から始まる)で、これが体調不良だと耳鳴りとして現れるらしいです。つまり加齢によるもので治しようがないらしいです。


とりわけ僕のように「蓄積疲労、睡眠不足、ストレス、自律神経失調ぎみ」(検査結果)だと、顕著に出るとのことで、軽い汗をかくようなスポーツをすすめられました。


それと、何時に寝ようと必ず毎日同じ時間に起きること、朝日を浴びること、ともアドバイスされました。

それで薬は一切なし!


な?なんという名医なんでしょう。最敬礼して病院をあとにしました。




                     *****



そして先生の進めてくれた運動!


そうでなくとも、僕はランニングしようと決心していたので、とてもいい契機になりました。帰社途中でスポーツ用品店へ寄ることにしました。


近所のお姉さんお薦めのランニング専門店です。


さっそく店員さんに聞いて、スターター用一式を揃えました。


アディダスのシューズ、オークリーのソックス、ミズノのパンツ、ニューバランスのTシャツ、ナイキのキャップ。

ランニング.JPG


全部で2万円弱かかってしまいましたが、これは昨日、上州へ親戚の人を乗せて行ったお礼(とガス代高速代)にいただいたお金を充当させてもらいました。さあこれで道具立ては整った。



あのおばあさんのように、一人でも孤高で素敵な人生が送れたら・・・そのためにも健康でプレッシャーに負けない自分磨きができるように・・・。



さあ、夜の街に走り出すかあ。


・・・あ、雨ね・・・。


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2011年08月23日

山郷のふぐちり鍋


今年は3回に分けた夏休み。


その2回目は、お盆でいなかに帰省してきました。


田舎の町は合併して名前が変わってしまいましたが、静かな山郷です。
目抜き通りは、電柱が一掃されて整然としていてきれいな町並みになっていました。


実家は父がすでになく、足の弱い母がリハビリセンターに入ってからは無人です。
兄が時おり帰っては、窓を開け掃除をして、父の仏前に線香を上げてくれています。



そんなわけで、今回も実家へは仏前に手を合わせただけで、近くの温泉宿に泊まりました。

母や兄の家族や親戚が集まり盛大なお盆の催し(?)ができました。



宿は県立の公共宿泊施設で、車椅子の方も利用できるよう細かに配慮がされたユニバーサルデザインの建物です。


丘の上にあり、眼下には関東一の清流が流れ、その先には田園風景が広がる素敵なロケーションにあります。

那珂川苑から.JPG



夕食は豪勢でした。しかもこのような山の中にもかかわらず、ふぐ料理が名物なのです。ふぐちり鍋をいただきました。


那珂川苑夕食.JPG


温泉に含まれる塩分を利用して、海でなくとも養殖が可能になったのです。



久しぶり故郷を満喫して来ました。





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ここのところ遠くに出張があり、ずいぶん本が読めました。そのうち自分のお気に入りは「吉村達也」さんです。


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なんか馬が合うというか、感性が似てるというか、とても読みやすいのです。彼の文庫本は全巻持っています。僕の唯一のコレクション(^◇^)


「人間失格」殺人事件

太宰と同じ津軽出身の大学生が、自然を破壊する全存在を敵と見なし、過激な環境テロ活動に走った。第一の犠牲者は大企業を経営する彼の実父だった。さらに大学生は戦慄の首都圏テロを予告。だがその裏で、太宰治ファンの美少女が相次いで失踪。両者を結ぶ驚愕の真相は。


「瀬戸内―道後殺人事件」
 
人気女優の女性マネージャーが、異常な手段で惨殺された!そして女優は書き残しをして失踪。狂言か誘拐かと騒がれる中、女優を追って広島へ飛んだ志垣警部・和久井刑事コンビ。猟奇事件解明の舞台は道後温泉、そして美しい島なみが広がる瀬戸内へ…。


「秋葉原耳かき小町殺人事件」

2010年11月1日、東京地裁で「耳かき小町殺人事件」の判決が読み上げられた。判決は無期懲役。秋葉原の耳かき店に勤める被害者が、ストーカーと化した上得意だった加害者に、何の関係もない祖母とともに殺害された痛ましい事件である。この異様な事件はなぜ起きたのか?未然に防げる手立てはなかったのか?そして、裁判員裁判で下された無期懲役という判決は妥当なものだったのか?吉村達也自身が事件の深層と裁判の問題点を明らかにする。


ま、解説は「BOOKデータベース」をほぼ借用ですが(^_^;)


ともかく面白いです。彼の本は次々発行されるので、読書時間の少ない自分にとって追いつくのがやっとです。






                 *****




お盆休み中に、新橋のライブハウス「ZZ」にJAZZを聴きに行きました。その前に友達と門前仲町で軽く飲みました。


門仲は永代通り沿いで車で通ることはあっても、わざわざ飲みに行ったりすることはなかったので、僕にとっては新鮮でした。


この街には冨岡八幡宮や、深川不動尊もある門前町です。不動尊の参道ではお祭りをやっていて露店がずらりと出ていました。

門仲縁日.JPG


駅近くの「炭火炉ばた割烹と深川あさり飯:門前茶屋」という店で飲みました。炉辺焼きは食材が新鮮だし、なによりチェーン店じゃなくてローカルとしての個性があっていいですね。




それから、地下鉄で新橋に移動して、Yoko BandのJAZZを聴きに行きました。

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狭いけれど和気藹々、観客の一人のバースデーのお祝いもあり、ケーキのご相伴に預かりました。



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2010年11月05日

時代小説二題


   今年はかなり忙しいです。


次々と仕事が回ってきて、自分の時間がなくなり長く通っていたフィットネスクラブも退会しざるをえませんでした。


   唯一の趣味となった文芸の会にもなかなか出席できません。


それに飲み会も半減して、ずいぶん友達や仲間とも疎遠になってしまいました。


  
あまりに忙しいと、納期に迫られたものはやっつけ仕事となり、自分自身のストレスも増大するし、ほうぼうで火がついたりしました。


謝罪に行ったり、挽回のための作業工数を無理繰り捻出したりで、より過労ぎみになったところへ、客の態度の頑迷さ横柄さ、さらには恫喝まがいな対応をとられるなど、すっかり人間不信に陥ってしまいました。



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そんなとき通勤電車で少しでも寝たいのを我慢して読んだ時代小説に助けられました。


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たまたま書店で手にした二冊ですが、これらでなくても、痛快な江戸時代絵巻は、いっとき過酷な現実を忘れさせてくれるのに大いに貢献してくれました。



            ありがとう時代小説o(^∇^o)(o^∇^)o


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2010年09月27日

俳風三麗花


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標題の本、昭和初期の東京が舞台です。

日暮里の高台に居を構える俳句の師匠のもとに、若い女性3人がそれぞれ別々の「つて」を頼って入会するところから物語は始まります。

途中に俳句を随所に折込みながら、叙情性たっぷりに話が展開していきます。終盤にかかって恋愛感情が沸いてきたりして、なかなか面白く、読み応えがありました。




ま、それはともかく(唐突な展開ですまん)、久しぶりに風邪をひきました。

秋分の日が休みだったので(平素なかなか休みがとれない)、その前日夕方あたりから、急に気がゆるんでしまったのです。

その気の弛みが引き金となって(ふだんの疲れやら暑さやらで、体がまいっていたのかもしれませんね)、ガクンときてしまいました。


と、いいつつも、仕事を休むこともかなわず、金曜は山積みとなった事務処理をこなして、夜は前から約束の吉祥寺飲み会。
(写真・沖縄料理なのでまずはオリオンビールで乾杯)

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土曜も、兜町で仕事をして、その後帰社し、書類を片付けたりしたあと・・・
台風一過の、まれに見る秋晴れなので、街にでも繰り出しアルコールと思ったのですが、まだ体を動かすのがかったるく、デスクに足を乗せて業務用大型スクリーンでDVDを観ることにしました。

映画の詳細は別の機会に。


で、昨日、日曜日は、ついにダウンで、一日寝てました。

でも食材や日用品など買物に行かないと何も始まらないので、夕方一念発起して起き上がり、車でスーパーに向かいました。

ついでに隣接する薬局で、風邪薬やら栄養ドリンクやら湿布薬を買って帰りました。

それでなんとか食べれた夕食後、パブロンゴールドとタウリン3000mlのドリンクを一緒にのみ、「ビッグダディ」を観ていたら、なんとその2時間の間にすっかり風邪が完治してしまいました。

頭痛、鼻水、目の痛み、微熱、節々の痛み、咳やくしゃみ、のどの痛み・・・

それらが、津波が引くように軽快になり、元気になってしまいました。すごいな、薬の効き目は。

今日はまだ喉がイガイガする程度で、残業に頑張れています。

よかったよかった。

         おしまい。

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2010年08月11日

宇宙人はなぜ地球に来ない?


お盆休みを控えて、先週からずっと忙しいので、体調不良になってしまいました。

と、いいつつも仕事はそんなわがままを許してはくれません。


土曜日も渋谷A大学で缶詰(そのあと中華で飲み会)。

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日曜日も小豆沢の某施設で仕事(そのあとシーフードで飲み会)。


今週に入っても次々と業務が目白押しで、

(写真は、日暮里のファブリック・ストリートと新大久保コリアンタウンの伝統家屋カフェ)、

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さらに昨夜もHPを立ち上げる打合せで渋谷へ(そのあと居酒屋で飲み会)。

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会社はあさってから18日まで夏休みなのに、自分はだけは明日から15日まで死のロードです。(>_<)

そんなワーカーホリック、ビンボー暇なしのワタクシメにも、実は唯一興味のあることがありまして、それはなにを隠そう、って隠すことも無いけど、UFOやUMA(河童、つちのこ、雪男など)、幽霊、霊魂など、オカルチックなものが大好きなのです。

実は、幼少のみぎり、実家の土蔵の前で、5メーターほどの至近距離を直径50センチほどのオレンジに輝くUFOが滑るように飛んでいったのを目撃しているのです。

・・・ま、それだけで、他には何も不思議なものは見てないですけど。


で、買いました。

例の松尾貴史さん著「宇宙人はなぜ地球に来ない?」

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痛快そのものです。宇宙人のみならずオカルチックなものを「実証がなってない」とずばっと切り捨てているのです。


読み終わって、世の中がすっきりと合理的に見られるようになり風通しがかなり良くなった気がしました。





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2010年08月05日

広尾デイ


火曜日は午前、午後とも広尾デイでした。それも大使館とか外国代表部とか。

なにせこのあたりから南麻布一帯はエンバシーディストリクトなのです。


お昼は、午前の部のお客に LE CAFE PLUS A というフレンチでごちそうになりビールまでつけていただきました。(*^□^*)

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午後の約束まで時間があったので、有栖川宮公園のせせらぎ沿いの冷たい石に陣取って、読書しました。

蝉時雨がすごかったです。今年初めてですね、こんなに蝉の声を聴いたのは。

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ここのところ時間が空くとホラー系ミステリーばかり読んでいます。

吉村達也「赤ずきん」、川崎草志「長い腕」、高野和明「6時間後に君は死ぬ」どの本も面白かったのですが、最後の中の一編「ドールハウスの踊り子」がなかなか良かったです。

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さて、午後の部が終わってから、麻布十番まで歩いて下りました。
途中には豪邸や億ションがあります。写真はそんな一ショット。

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2010年05月26日

オクトーバー・フェスト


ここのところ、学園ものミステリーを二冊続けて読みました。


湊かなえの「告白」

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これはベストセラーになりましたね。中学教諭の娘がプールに投げ込まれ死亡します。犯人は分かっているのにその女性教諭は告発しません。それぞれ当事者、関係者の独白からいろんな事実が浮かび上がってきます。



今邑彩の「そして誰もいなくなる」

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もちろんアガサクリスティーのオマージュです。これは高校生の演劇部。部員が一人ずつ舞台の筋書き通りに殺されていきます。犯人はいったい・・・。

どちらも主人公がまだ若い女性教諭というのが偶然でした。



ま、それはさておき、うら若い女性教諭に縁もゆかりも無いおいらは、昨日、日比谷公園で行なわれているドイツビールフェア「オクトーバーフェスト」に行ってきました。

  でもなんで5月なのにオクトーバーなんだ?

  そもそも「オクト」って8を意味するのに、なんで10月?

  オクトパス=蛸、
  オクターブ=8音階、
  オクタル=八進法ですからね。


ま、知ったかぶりすると、暦は2ヶ月ずれちゃっているんですよね。

  セプテンバー(9月)=セブン(7)
  ノベンバー(11月)=ナイン(9)
  デセンバー(12月)=デシ(10)



コホン、で、昨日は快晴で風もありましたが、暑い夏日。

芝大門の方で用事を済ませ、会社に戻る間、ただ見てみるだけのつもりでそこに寄りました。

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ところが、明るいうちから立錐の余地もないほど大勢の人たちで大盛り上がりの会場。
ドイツ人の生バンドが陽気な音楽を奏で、それに合わせて踊っている人々。

・・・うーん( ̄〜 ̄;)

ついにワタクシメも後の仕事も考えず、ほいほいと

「ホフブロイ一丁。イッヒリーベディッヒっす!」

とサーバーのドイツ美女に叫んでしまいました。

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2010年05月17日

軍艦島


先週、「浮間舟渡」に仕事に行きました。

「浮間」は浮島がつまってついた地名だと思いますが、「舟渡」という名前にせよ、このあたりが荒川や新河岸川の氾濫原だったなごりでしょうか、駅前のロータリーの向こう側には、大きな池が広がっています。

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無理に島つながりですけれど(汗)、駅に着いたとき、浅見光彦シリーズの「棄霊島」を読み終え、マイミクのツイットを携帯で見ているところでした。

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「棄霊島」は長崎沖合いの軍艦島が舞台です。島自体が文字通り軍艦のように要塞化しており、異様な威圧感に満ちています。


実は先だって読んだブラックジャックにも、別の名前でこの軍艦島が登場します。

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炭鉱の島で、鉱毒が海に流れ出し、その魚を食べた島人が続々病魔に侵されてしまい、最後には生き残った島民全員が避難して、ついに無人の廃墟の島と化すストーリーでした。

そんな危険な孤島に、マイミクは果敢にも(?)上陸し、その様子を逐一ツイッターで実況してくれる手はずだったのです。


がっ、実況はなく、本人はけろっとして長崎市内に坂本龍馬ゆかりの美味いもんを食べに行ってしまいましたとさ(笑)。
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2010年01月18日

ドラゴン・イリュージョン

            
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このペーパークラフトはネットからPDFでダウンロードして組み立てたもので、「ドラゴン・イリュージョン」というものです。

ユーチューブでたまたま見て不思議だなあと思い、実際に作ってみました。

自分が上下左右どの位置に移動しても、ドゴンの目はずっと追い掛けるようにこちらをにらみつけているのです。

まあ、原理は伏せますが、自分で作ってみるとわかると思いますけれど、肉眼で奥行きを感じながら見てしまうと、ちょっと失望するかもしれませんね。



視覚の錯覚を利用したものに、釈迦像のあの独特の髭もあるそうです。

見る位置や角度によって仏像の表情が変わるのは、上唇のすぐ上の、細い、先端が渦を巻いたような髭が影響しているとのこと。

今やベストセラー作家の仲間入りをした道尾秀介著「骸(むくろ)の爪」にこの話が出てきます。

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京都の山奥の仏像制作工房が舞台です。ここで起きる人間消失事件。

そこを訪れた主人公が夜中に目覚めると、部屋に置かれた仏像の表情が微妙に変わるのに驚かされます。
この謎もまた視覚の錯覚を利用したものだったのだということが、後半に明かされるのですけれど・・・。

こういう目の錯覚、他にも皆さんご存知なのありますか?


posted by のんちゃん at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) |

2010年01月12日

男と女の違い


性格的に男と女の違いなどあまりないと思っていたのですが、先日埼京線を待っていて「女性専用車両」とホームに表示があるのを見て、

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そうかそういえば「男性専用車両」って無いもんなあ、と今更ながら気付きました。

もっとも「男性専用車両」なんてゆうものがあっても、気持ち悪くて乗れないですけれど。


もうひとつ男女の違いを。

40〜50代を過ぎた独身の女性の場合は、あえて結婚しないだけで、まあそのうち素敵な人でも現れたら結婚してもいいけど、今の自由で快適な生活のままでも良いといった考えで、一人でいるケースが大部分なんだそうです。

それに対して男性の場合は、結婚しないのではなく、したくても出来ないとのこと。

つまり、「しない」のと「出来ない」のでは大きな違いがあります。

女性はあくまで結婚出来ないんじゃなく、結婚しないだけなんですね。
する気になって地方に行けば、嫁のもらい手は山ほどいますから。

正月、田舎の町に帰省して、あまりの独身男性の多さに驚きました。
言葉や生活環境、生い立ちの違う中国やフィリピンから、膨大なお金を積んでやっとお嫁さんに来てもらっている現状なのです。

              
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そんな男女の考え方の相違が正月休みに読んだ吉村達也「悪魔が囁く教会」でも顕著に現れていました。

2度の結婚に失敗した女性が、次に付き合いはじめたのは同時に2人の男性・・・

どうして、こうも何度も結婚でき、さらに近づいてくる男がいるものなんでしょう。
男だったら惨めなやもめ住まいで一生を終えるのではないでしょうか。


ついでに「ビンゴ」

寮生活の高校生達が、深夜、ろうそくを消してゆく百物語をやるのですが、それからというもの、ひとりづつ不審な死をとげます。さてその真相は・・・?


それと「感染列島・パンデミック・デイズ」

日本に強力なインフルエンザウィルスが持ち込まれ、今にも全国規模で拡大しようかという矢先、その侵入経路が解明されるのですが、なんと、あの北欧の画家の著名な作品に原因があったのです。

正月休みは実家でもっぱら吉村達也の本を片手に過ごしていました。
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2009年12月16日

MOTEMOTE!?


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これは浅草橋から見た建設中の東京スカイツリーです。

250メートルぐらいまで立ち上がっています。最終的には600メーター超ですから、かなり壮観でせうね。

それにしても、下町の家並みのなんと雑然としていること!

国や自治体の無策さもさることながら、日本人の民度の低さを露呈しているようで、とても寂しくなりました。


              ********


夕方、新宿のサザンテラスで、某会社の社長さん(男です)と会いました。

終わってカフェを出るころには、街はライトアップされ、ロマンチックな情景に変貌していました。

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駅へ向かう間、やけに社長が体を寄せてくるのが気になりました。寒いからかもしれませんが、かつて女性にこれほど体を密着されて歩いたことはありません。


夜は帝国ホテルで会合がありました。
手塚賞と赤塚賞の表彰式も開催されており、ロビーは華やかな雰囲気に包まれていました。

会が引けて、有志で日比谷の焼き鳥屋に入ったあと、目の前に座ったおじさんが盛んに僕の手に触れたり、握手を求めてきます。
かつて女性にこれほど手を触られたり握手されたりなどありません。

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昨夜はマンションの管理組合忘年会でした。

僕の隣の席のおじさんが僕を気に入ってくれている様子で、何度も肩を叩いたり、握手したりしてきます。
かつて女性にこれほど肩を叩かれたりは、マッサージのおばあさん以外はいません。


うーん( ̄〜 ̄;)
ひょっとしておいらは女よりオトコにモテるんか?オーマイガッ!



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井形慶子さんの本を続けて2冊読みました。

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この方は幾度となく渡英しているので、イギリスと日本の比較論みたいな本をたくさん出されています。

それが、この占い本ときたら・・・
「夜にそびえる不安の塔」

3人の占い師の未来予想がことごとく的中するというストーリーです。
いちお事実に基づいて書かれたことになっていますが、なぜか胡散臭さを感じてしまいました。


それに対してもう一冊の「英語のおかげ」の、彼女なりの英会話独習法はけっこう面白くて、一気に読めたし、だいぶ参考になりました。

この作者のアグレッシブな生き方は、今をときめく勝間和代さんを彷彿とさせますね。
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2009年10月19日

吉村達也ファン


先日は溜池で深更まで仕事でした。

オフィスに戻り、始発が出るまで本を読んでました。
大好きな吉村達也の「危険なケータイ」です。

何もそんな思いまでして残業後の未明の誰もいない会社で読まなくたって、とお思いでしょうが、読み始めたら止められない式内容なので睡眠も惜しいぐらいなのです。



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今日は埼玉県の熊谷市出張でした。

同作家の「なぜ紫の夜明けに」を電車内で読みました。

湘南新宿ラインで熊谷まで1時間強。

帰りは電車が来るまでの待ち時間と、帰社の車内両方で1時間半の時間が作れました。

僕の読書スピード(専門書やびっちり書かれた翻訳書は除く)は、2pages/1min.です。

なので今日だけで300ページ。約3分の2ほど読めてしまいます。

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どちらの作品も、心理サスペンスで、救いのない状況に追い込まれていく主人公のリアルな感情がびしびし伝わってきて、読んでて胸が苦しくなります。

ま、あまり愉しい小説とは言いがたいですけれど。(^_^;)

でもね、吉村達也さんの文庫本は自慢じゃないけれどおいら300冊以上の蔵書があるんですよ。えへん。

明日、20発売が

「悪魔が囁く教会」

              O.jpg(写真は本文とは関係ありません。自宅前の一軒家。もうクリスマスイルミネーションがすごい!)

ね、ね、すぐ手にしたくなるタイトルでしょう?

僕は、なんとはなし、センスというか感性がこの作家と合うんですね。

みなさんも好きな作家さんとかいますか?


(*^。^*)






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2009年09月23日

シルバーウィークに僕がしたこと


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今のマイブームは、資生堂アクアレーベルのTVCMです。


そんなシルバーウィーク、みなさまいかがお過ごしでしたか?


僕は日曜日だけ仕事でした。

北千住の某保険会社に一日缶詰でした。

写真はそこから見た建設中のスカイツリーです。南千住の高層マンションの間のクレーンの立ってるのがそうです。

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たぶん5分の1ぐらいの高さまで出来てるんじゃないでしょうか。



月曜日は、シルバーウィークの意味どおり敬老の日で、北関東の山奥の施設にいる母親に会いに行ってきました。

常磐道で行って東北道で帰ってきます。

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北関東は、もうほとんどの田んぼが刈入を終え、あぜ道の土手には彼岸花が咲き、道路わきにはコスモス、農家の前を通ると金木犀の香りも漂っていました。



火曜日(国民の休日)は、もっぱら本の整理に終われました。

あまりに蔵書が(と言っても文庫本や新書だけですが)、多くなって収拾が付かなくなってしまったので、このさい思い切って捨てることにしました。

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でも、「これも取っときたい、これも捨てれない」という本が続出で、また読み返すことがあるかどうかという一点を選別の基準としました。


水曜日(今日、秋分の日)は近くのニトリに行き、カーテンを買ってきました。気分転換に、少しばかり秋色バージョンにしました。

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カーテンを替えるだけでずいぶん雰囲気が変わり、気持ちも新たになりますね。



あと連休中、時間があれば寝転んで、本を読みふけっていました。

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いま、たくさん書店に並んでいる内田康夫さんのミステリーばかり5冊も読んでしまいました。

この作家の小説はゼッタイ飽きさせませんね。どれもすごく面白かったです。


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2009年08月26日

今日よりよい明日はない


前々から懸案の物件があり、ずっと気が滅入っていたのですが、
なんとか昨日完遂しました。

けれど、けっか、久しぶりの徹夜に及んでしまいました。
終わったのは昼の午後3時。


ビルを出るとそこは六本木です。

眩しさに目を細め、正面を見やるとヒルズタワー、後ろにはミッドタウンが控えていました。


会社へ戻らなければならないのですけれど、朝食も昼食も抜きで仕事していたので、遅いランチを探しに六本木を同僚たちとうろつきました。

結局そんな中途半端な時間にやっているのはサイゼリアぐらいなのでそこに入り、昼間っから禁断の生ビールとしゃれこみました。
(≧▼≦)

食べ物を注文し、生ビールやソーダ割りや赤ワインのカラフェで盛り上がりました。

なので、オフィスには帰れませんでした。



写真は先日ヴィラデストに行ったさい購入したそこのオーナーの本です。

玉村豊男著「今日よりよい明日はない


作者は、不幸にも友達や仲間が亡くなると、

「よし、自分だけは健康に留意して長生きしよう」

とは思わず、

「生きているうちに楽しく充実した毎日を送ろう」

と考えるというのです。

これは僕もまったく同感です。


この本のタイトルはまさにそのことを示唆しているんですね。

「今を有意義に愉しく生きよう。明日は運命が下降線をたどるかもしれないのだから」

というポルトガルのことわざが元々だそうです。


そうさ、その通り!

食事も休憩もろくに取らず30時間以上、緊張しっぱで仕事をしたんだ。
昼からビールもいいじゃないっすかー、わははは。(~o~)/

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2009年07月22日

合衆国・合州国


夏になると一日ぐらいはお台場に行きたくなります。

いま、お台場合衆国っていうイベントで盛り上がってますけれど、そういえば「合衆国」って国名、世界広しといえどアメリカしか使っていないっていうのも不思議ですよね。

「共和国(リパブリック)」とかいうのはほうぼうにあるけれど。


でもよく考えるとアメリカは、ユナイテッド・ステイツなんです。

衆をひとつに取り纏める(これだと共和国という発想に近い)というより、

各州をひとつに束ね合わせる(統合する)、という意味でしょう?

なら「合州国」と訳すのが正解だと思うのですけれど・・・
みなさんどう思われます?



ま、それはさておき、この連休中はへんに仕事が割り込んで入っていて、お台場どころかどこへも出かけられませんでした。

で、空いた時間は家に居て、やみくもに洗濯したり、ふだんできないトイレや洗面所をテッテ的に磨いたり、ベランダの雑草に水遣りしたりしました。

あとはもっぱら風の入る北向きの窓辺で読書でした。

で、最近読んだ本


北森鴻「深淵のガランス」

人気ミステリー作家・北森鴻さんの新シリーズで、花師として名を馳せる佐月恭壱のもう一つの顔、絵画修復師としての仕事とは・・・。
この作者の小説は好きなんですが、あまりに専門的すぎて難しく、付いていけないときもあります。
★★★☆☆


伊坂幸太郎「チルドレン」

いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々――。何気ない日常に起こった5つの物語。ちょっとファニーで、心温まる連作短編。
★★★☆☆


横山秀夫「ルパンの消息」

夜の学校に忍び込み、期末試験の問題を盗み出した三人の高校生が発見したのは女性教師の「死体」──十五年前の「ルパン作戦」が、殺人事件として時効直前に息を吹き返した……。人気絶頂の著者がデビュー前に書いた“幻の処女作”。
★★★☆☆


貫井徳郎「愚行録」

衝撃作「慟哭」の作家が描くミステリー。
幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。深夜、家に忍び込んだ何者かによって、一家4人が惨殺された。隣人、友人らが語る数多のエピソードを通して浮かび上がる、「事件」と「被害者」。理想の家族に見えた彼らは、一体なぜ殺されたのか。確かな筆致と構成で描かれた傑作です。
★★★★☆

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2009年06月05日

金欠病来襲


ふたたびの金欠病来襲(≧▼≦)

先月デパートでスーツなど大人買いしてしまったツケが、月末のカード決済で口座からどっさり持っていかれ、いまや懐具合は雀の涙ほどです、って用法間違っているけど、このさいビンボーにめんして許してください。

5月は多忙で飲み会なども控えたので、まあなんとか収支は納まったのですけれど。


今朝のニュースで、サラリーマンの平均小使い額は45,600円とのことでした。

前にも計算したことがありましたが、自分は明らかに平均値を上回っています。

それでも今は財布がヘリウムガスより軽くなってしまい、ぽっけから出したとたん、空に舞い上がってしまうほどです。それはそれは不安です。

軽いのはおいらのキャラだけで十分。(^o^;


そういえばきのうは初めてのお客様に打合せで、鶴見に行きました。

鶴見というのは、川崎と横浜に挟まれて、いまいち地味な街ですが、駅前の飲み屋などは4時にはもう店を開けはじめ・・・

なんてなことは、どうでもよくって、

で、その打合せなんですが、お客さんが、4人、テーブルの向こう側に座って、こちらは僕一人、超緊張です。

挨拶しつつ名刺を渡しながら、

「この名刺、3枚集めると、、、靴べらになります」

と常套的ジョークを言ったら、お客さんあはははと笑ってくれたので、そのあとは、すごく対話しやすくなりました。

性格軽いっていうのも、まあたまには役に立つかなと。(^o^;


でも「ふざけてる場合か!分をわきまえろ!」ってなるケースもありかもしれないし・・・


ということで、読みましたよ

「ものごとに動じない人の習慣術」新書版です。

要は、いっぱいいっぱいになったときは、冷静になって、客観的に自分を観ること。

なーるほど、そうだったんですね。・・・って、(汗)

まあ、そうだろうなあ。



ついでに、最近読んだ本たち

小池真理子「玉虫と十一の掌編」

相変わらず、どろどろした男女関係の物語が多いなあ。
なかなか短編はうまいのですけれど、全部読み終わるとぐったりしてしまいます。
でもどうしても手に取りたくなる作家です。

★★★☆☆



吉村達也「コールドケース」

僕の好きな作家ベスト5です。今回は特に面白く、一気に読みました。
時効過ぎの難事件を執拗に追う刑事。事件を透視術で解決に結びつける超能力者。いったい真実は・・・?
っていう物語です。この作家の感性が僕と似ているので、昔からファンです。

★★★★☆



椎名誠「波切り草」

この人はほんと大作家になったなあ。見事な文体と描写のディテールさ。青春時代の懐かしさ熱い気持ちが読んでいるうちによみがえってきます。
主人公の素直な気持ちに共感がもてます。

★★★★☆

posted by のんちゃん at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) |

2009年06月03日

雑誌拾い読み


仕事が一段落してきたので、きのうは昼休みを利用して近くのジムに泳ぎに行きました。

毎月、馬鹿にならないお金を払ってそのスポーツクラブの正会員となっているのに、今年になってやっと2回目の利用です。

どうしてそんなに行けないのか、ですって?

行けない理由って百通りありますからね。

ま、基本的には就業後に行くのですが、

残業だとか、
約束が入ってしまったとか、
体調がいまいちだとか、
明朝が早いとか、
バッグなど荷物が特に多い日だったりとか、
昼飯抜きで仕事をしてて空腹で死にそうだとか、
風水的に日が悪いとか、
ばさまが転んだとか・・・


でも元を糾せば、結局、めんどいだけなんですよね。

どだい僕は体を動かすのが苦手だし、水の中に入る瞬間のひやりとした感覚も好きくないのです。

しかしそんなことも言ってられなくなりました。

体が硬くなって、ともかく動作か重いので、やはりストレッチを兼ねた水泳に行くのがベストだと思いました。

なのできのうは、昼食を断念し (>_<) 、プールへ向かったという次第なのです。

でも、200メートルも泳ぐとへとへとですね。我ながら情けないっす。
(≧▼≦)

あとは残り時間をジャグジーやミストサウナ、プールサイドのデッキチェアにネコロンで、雑誌などをぱらぱらめくったりしています。

ジム備え付けの雑誌として僕がよく読むのは主に、

Tokyo Walker   (45%)
Hanako      (31%)
AERA         ( 8%)
Newsweek     ( 6%)
TIME         ( 4%)
Number       ( 3%)
Tarzan        ( 2%)
Nikkei TRENDY  ( 1%)
GQ           ( 0%)
A Piece of Pumpkin pie (−100%)

あたりです。
ちなみに( )内パーセントは、手に取る率。

みなさんは普段どんな雑誌を読まれていますか?

posted by のんちゃん at 17:06| Comment(2) | TrackBack(0) |

2009年05月16日

東京好きな街ベスト100


きのうの昼間は赤坂にいました。

赤坂は「東京好きな街ベスト100」に堂々と入るぐらい魅力的な街ですね。

あ、きのうの銀座もベスト100内にランクインされてますよ。


え?おとといの池袋は?だって?
えーと、126位でした。あとちょとだっただけに残念ですね。

ちなみに渋谷は109です。



昼はきっかり1時間休みがあったので、山王神社に登ることにしました。
といってもエスカレーターを3つ乗り継いでいけば、楽チンで社務所の前まで行けてしまいます。


ランチは天やで簡単に済ませてきたので、自販機でドクターペッパーを買い、境内の藤棚下のベンチに座り、時間まで読書をしました。

よく晴れて、暖かくて、からりとした気持ちの良い昼下がり、赤坂界隈のサラリーマンやらOLやら観光客やら参拝客でベンチはいっぱいでした。


これからの季節、外へ出て陽射しを避ける場所に落ち着き、栗の花の香や、新緑の匂いを運んでくるそよ風を感じつつ、人の営みの遠い音を聞きながら、のんびり読書するってほんと幸せですよね。


で最近読んだ本たちです。

歌野晶午「そして名探偵は生まれた」

名作「葉桜の季節に君を思うということ」以来、かなり好きな作家ですが、この短編集もなかなか面白かったです。
でも、ちょっとコミカルでイマイチ感があったかな。


中島義道「私の嫌いな10の人々」

闘う哲学者と異名をとるこの学者は、私たちが通常良い人という人たちを俎上に載せ、とんでもないと叩きます。
へんに納得させられてしまいますから不思議。


中島義道「私の嫌いな10の言葉」

これも上記の書籍同様、私たちが良い言葉だと思っていたことが、ことごとく粉砕されてしまいます。
たとえば「君のことを思って言ってるんじゃないか」など。
おいらも何となくを胡散臭さ感じていたので、小気味よかったです。


奥田英朗「泳いで帰れ」

ギリシャオリンピックの取材記です。
いっさいの同情、いっさいの虚飾を廃し、見たまま感じたままをレポートしています。
日本野球の敗退を見て、選手やコーチに
「おまえら日本まで泳いで帰れよな」
と苦言を呈してます。
その通り!

posted by のんちゃん at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) |

2009年04月13日

叔母を訪問


日曜日は、叔母が先月入所した養老施設に行ってきました。

母に続き叔母まで、と思うとちょっと寂しい気持ちです。

その特養は武蔵野の閑静な住宅地にあり、すべて個室で、明るく暖かな雰囲気の建物でした。


まだ叔母はぜんぜん若く、足が弱い以外はしっかりしているので、年寄りばかりの中にいて少しかわいそうな気もしました。

でも、自分が訪ねて行けて、話し相手になれてとてもよかったです。



家に帰ってきてからは、寝転んで午後いっぱいもっぱら読書で過ごしました。


以下最近読んだです。


奥田英朗「町長選挙」

例のとんでも医師伊良部とグラマーでアンニュイな看護師が繰り広げるはちゃめちゃヒューマンコメディです。
こんな子供のようなお医者さんがいたら、みんなカリカリしなくていいだろうなあと思います。

★★★★☆



川上弘美「なんとなくな日々」

僕の好きな作家の日常エッセイ。
飄々とした彼女がお出かけしたり、ちょっとビールを飲んだりの気楽な生活。
ほんといいキャラだなあ。
ただ、独身だとばかり思っていたのに、既婚者だったので、ファン度0・5パーセントダウン(><)

★★★☆☆



竹内薫、さなみ「シュレディンガーの哲学する猫」

いろんな哲学者の思想や考え方を分かりやすく解説してくれています。
読み物としても面白いかもしれません。

★★★☆☆



新津きよみ「星の見える家」

ホラー、サスペンスの短編集です。この作者のホラーはひねりがきいててけっこう好きですね。面白いです。
今回も秀作揃いで、あっという間に読み終わってしまいました。

★★★★☆

posted by のんちゃん at 17:18| Comment(2) | TrackBack(0) |

2009年03月18日

ワーキング・ツール用バッグ


うちの会社で、4月からひとつ新規の定期業務をやることになりました。

不景気なので毎月決まった仕事があるのって会社としても助かりますよね。

僕を筆頭に2〜3名で都内の某食品企業を訪れ、職務の遂行にあたるのですが、そのとき、ちょっとした仕事上のツールを持参することになります。

それらを入れるバッグを、今日の昼休みに近くのデパートで購入しました。

チョイスの基準は、

 @ トートふうに何でもかんでもごそっと入れれて、

 A ショルダー・ストラップがあり

 B そしてヘビーデューティなもの

で結局、写真のようなバッグにしました。



そこへマンスリーで通うのにも、地下鉄を利用することになります。
またまた読書時間が増えるのが、今からとても楽しみです。


ついでに最近読んだ本


三浦しをん「まほろ駅前多田便利屋軒」

おっとりした純文学系小説を想像して読み始めたら、けっこうサスペンスまがいの内容なのでびっくり。登場人物の個性が光って、なかなか面白かったです。

★★★☆☆



井上夢人「ザ・チーム」

これは傑作でしたね。盲目の超能力おばさんとそれを支えるメンバーのキャラがいい。
いろんな事件に巻き込まれながらも一致協力して解決して行きます。
続編を期待したいところでしたが、最終章でそれはなさそうなことがわかり残念。

★★★★☆



吉村達也「月のうさぎ」

僕の大好きな作家で、文庫本は欠かさず持っているのですが、最近、意表をつくような結末が得られず、少しばかり期待薄となっています。
これもUFOを題材にとっており、超楽しみに読み進めていただけにイマイチ感は拭えませんでした。

★★★☆☆




平山夢明「独白するユニバーサル横メルカトル」

この本はたいがいの書店にたくさん平積みになっているし、カバーが独特なので目立ちますね。
内容も超ユニークで、スプラッター系の短編がこれでもかこれでもかと出てきます。面白いけど、非道徳的作品でちょっと苦手かな。(≧▼≦)

★★★☆☆

posted by のんちゃん at 18:21| Comment(2) | TrackBack(0) |