2012年01月19日

長いお休み


ずいぶんブログを休んでしまいました。

長いお休みです。

実は、地獄のようなヘビーな仕事を抱えて、ほぼストレス状態になっていて、耳鳴りがひどくなったり、夜中に目覚めたり、体に変調をきたし、一気に白髪になったり、さんざんでした。
とても日記を書く余裕がなかったのです。時間的にも、精神的にも。


占いでは、2月3日までこの我慢の状況が続くでしょうとのことでしたが、なんとか現時点でその仕事の95%が完了しました。

ブログを読んでいてくれた方にはご心配をおかけしましたが、もう大丈夫です。


これから、ソウル以降の主だったことを書こうと思います。



中央区のホールへ「銀座寄席」で三遊亭小遊三師匠とかを聴きにいきました。
三遊亭小遊三師匠はうまいですね。いっときも飽きさせない。10秒ごとに、いや5秒ごとに笑わせてくれます。しかも最後にはほのぼのとした笑いを誘う。ずいぶん元気をもらいました。

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「ヒアアフター」を観ました。とても面白かったし、僕の中では最近観た映画で最高傑作だと思いました。
ただ、日本での上映はある意味で無理でした。
南太平洋のリゾート、パリ、ロンドン、サンフランシスコ、オーストリアアルプスなどロケ地が素晴らしいです。英国作家ディケンズが伏線でした。

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夜の街を走っています。
ランニングはとりあえず山手通りまでの往復、2キロを続けようと思っています。
じっくりチャージして、十分な余力が感じられてから距離を伸ばそうと。

オフィスから山手通りまでは、広くきれいな歩道が整備されています。繁華街から一歩外れた、静かな住宅地。大学があり、スーパーがある以外はこれといった建物もなく、人通りや車も少ない。どうぞ、走って下さいと神様が僕に与えてくれたかのようです。

職場のある建物の横手からカーブするように走り出します。始めは寒くても、次第に汗を帯び、オフィスに戻るころには、身体がものすごく熱い。いかに脂肪を燃焼して、カロリーを消費しているか、こんなに実感できるものだとは、思いもよりませんでした。

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増上寺の三解脱門(三つの解脱、貪欲、怒り、愚痴)の重要文化財の特別公開に行きました。
大門の2階部分の楼閣に仏像がずらりと展示されているのです。これは見事でした。500円。記念品付き。
三解脱門楼閣仏像群はともかく圧巻です。秋の風と陽光をふんだんに取り入れて、戦後初の一般公開に、仏像みな生き生きとその表情を輝かせています。しばらく静かに祈りました。


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ドイツ大使館からクリスマスパーティの招待状が届きました。さあ、いったいどのぐらい会話ができるか楽しみに伺いました。

まずはなにあれドイツビールの生を。
しかもデザートの多彩さ。ほんと、うれしい。

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BGMのクリスマスメドレーが雰囲気を盛り上げてくれます。
ビールのジョッキにもちゃんと目盛が付いています。この国らしい几帳面さ。

ホットワインをもらってきました。中身は赤ワインだけではなく、何かスパイシーなハーブがミックスされていて、漢方薬のようで、すごい美味しくて面白い。

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クリスマスイブは板橋駅前のアパホテルに泊まりました。翌朝の板橋の仕事が超早いのです。その日はイブの影響か、シングルなのに8550円。

アパホテルはシンプルで狭いながらも、清潔だし、ドライヤー、コーヒーセット、湯沸し器、タオル、歯ブラシ歯磨き粉、ブラシ、スリッパ、ソープ、シャンプー、コンディショナー、テレビ、冷蔵庫があり、まったく不自由がありません。おまけに缶チューハイのサービスまで。

それと、シングルなのに、なぜか浴衣をはじめ、タオル、歯みがきセット、スリッパなど二つずつある。ひょっとして、イブバージョン?


その夜は、ホテルに荷物を置いて夜の板橋に繰り出しました。美味いそうな中華屋さんに入り、近所の友達を呼び出しました。彼は小さい子供が3人いるのに飲むのを付き合ってくれました。申し訳ない。

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ここのところ内田康夫ばかり読んでいます。みんな良く出来ている小説だなあ。

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お正月、朝7時にホノルル空港着。21度でした。

ワイキキに10時。もう日も上がって28度。

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僕の滞在先、モアナサーフライダーです。ラナイからの眺めはダイアモンドヘッドビューで素晴らしい。

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夜は知合いがアウトリガーに滞在しているので会いに行き、ビールをご馳走になり、波打ち際を歩いて帰って来ました。ホテルのレストランやバーに人が憩い音楽があふれています。ハレクラニが、シェラトンが、ロイアルハワイアンが。この心地良さはまさにこの世の極楽です。

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朝食はエックスンシングスでベジタブルオムレツと100%グアバジュース。15ドル。


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ガイドブックをみてロミロミマッサージというのにも行きました。男でもOKかどうか心配だったけど大丈夫とのこと。ただし、カップルはいたがおじさん一人はちょっぴり不審そうな顔をされました。
生まれて初めてのロミロミです。アロマオイルを使ったマッサージで、90分、極楽のようでした。アロマはチョイスでき、僕は心身のバランスを整えるレモングラスなどの入ったものにしました。チップ込みで131ドル。

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夕方からファイブスター・サンセット・ディナー・クルーズにも行きました。これはドレスコードのある最高級のディナークルーズです。
船はとても立派でした。船長が甲板で迎えてくれ、フラとハワイアンでウェルカムパーティを開いてくれました。
ディナーはフレンチのフルコースでした。ロブスターがあり、口直しがあってフィレステーキが供されるといったもので、それはそれは豪勢でした。

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オアフ東海岸の牧場へ行き、バギーツアーにも参加しました。したのはいいけれど、走り始めて3分でアウト。ハンドル操作が下手っぴで超危険とインストラクターから失格を宣言されてしまったのです。
バギー失格のあとは、サングラスお姉さんドライバーで、広大な牧場の映画ロケ地をガイドしてもらいました。ジュラシックパーク、パールハーバー、ゴジラ、LOSTなど。ゴジラの足跡もありちょっとしたサハリツアーでした。




夕食はワイキキビーチウォークまで歩いて、行きたかったとんかつ屋さんに入りました。
とんかつ定食のほかきゅうりの叩きとかお新香盛り合わせを取り、生ビール2杯飲んで約30ドル。ここは美味しいしホスピタリティもいいですね。

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こちらの日の出は7時10分頃。日本のように白々と明けてくるのではなく、太陽がダイアモンドヘッドの向こう側から上がると一気に明るくなります。緯度が低いせいですね。

日の出と同時の、朝のヨガにも参加しました。ホテルのフィットネスセンター主催でキロラニヨガというもの。55分。
海に面した坪庭ほどのプライベートなガーデン。生徒は6人。
インストラクターは英語で説明しながら見本を見せるのだけれど、格好を真似するのが精一杯で、とてもスピチュアルなものまでの習得は無理でした。


カピオラニ公園のホノルル動物園にも行ってみました。
入場してすぐのバニヤンツリー広場には爽やかな風が吹き抜けていました。木々や花々は熱帯の青空の下生き生きとしていて、昔からのポリネシアの大気を肌で感じられました。

ホノルルZOOは思った以上に広大で、ゆっくり見学して歩くと優に2時間はかかります。大人14ドルはコスパがいいと思いました。動物たちは柵を感じさせない敷地にゆったりと暮らしていました。

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ついつい園内のGIFTSHOPで来園記念にTシャツを買ってしまいました。21ドル。お調子者ですね。

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ワイキキビーチを歩き、ホテルのガーデンバーに戻りました。ついに今年は水着に着替えることはなかったけれど、ハワイでじゅうぶん英気を養うことができました。


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2011年10月11日

ソウルに恋して


おいおい、おじさんのブログにこのタイトルはないだろうよ。



    ・・・と、お思いの諸君!





ソウルは、訪れれば訪れるほど、愛くるしく、いとおしく、そしてちょっぴりミステリアスで気になる存在の街なのです。




この連休にそんなソウルに行ってきました。

ホテルは都心のロッテ。

ロッテホテル.JPG



僕にとって今回が10回目近い滞在になるにもかかわらず、初めて市内観光ツアーに参加しました。


朝から午後2時までのツアーで、日本円で2500円。とってもお手頃価格です。


光化門、慶福宮、北村、三清洞、仁村洞、昼食(ジャージャー麺と餃子)、そして最後に東和免税店に寄るというコースで超人気!



北村と三清洞は初めてでしたが、どちらもすごく良かったです。

狭い坂道に古い住宅が軒を並べる北村。

北村.JPG


センスのいいブティックや民芸品店、画廊、コジャレたレストラン、カフェなどが並んだ街路樹の繁る三清洞。



また、ゆっくり訪ねてみたいエリアです。




ほかに観光としては、自分で地下鉄とタクシーと歩きで、戦前の日本の銀行(今は博物館として使用)や、旧三越(現在新世界デパート)の建物、南大門市場、改修中の南大門、南山韓屋村、

韓屋村.JPG


東大門、

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東大門市場、清渓川、昌徳宮などを見たり散策したりしました。



いろんな街角に若い観光ガイドが赤いジャンパー姿で立っており、日本語、英語、中国語で案内してくれるので超便利。


街中の観光バスの多さや、日本語などが併記されている看板、地下鉄の各国語アナウンスを聞くにつけ、いかにソウルは観光に力を入れている都市かわかります。



僕は観光以外では2時間のマッサージ(1万円)を受けたり、週末で賑わう明洞をあてもなく歩いたり、

ミョンドン.JPG


焼肉や

焼肉.JPG


冷麺やサムゲタンやら、お粥の旨い店を探したり、気分のいい明るいカフェでくつろいだりしました。



買物としては、こちらは安いと評判のメガネを作りました。
ブルガリで4万円程度。


ほかにはデューティフリーでアラミスのアフターシェイプとフェラガモのトワレ(両方で1万円)を買ったぐらいです。



みんな親切で、嫌な思いは何ひとつしませでした。


ホテルの部屋から.JPG

                  (写真はホテルの窓から)



街を歩いていて感じるのは、みんな本当は日本のことが大好きなのではとの思いでした。

それが日本語の氾濫や僕たち日本人に対する愛嬌につながっている気がしました。


僕自身の勝手な思い込みであるにせよ、僕はソウルがとても身近に感じられ、親しみといとおしさにかられた今回の旅行でした。
posted by のんちゃん at 20:29| Comment(2) | TrackBack(0) | OVERSEAS

2011年04月20日

全羅南道へ。


4月8〜11日、前から行きたかった、朝鮮半島南西部に行ってきました。

古来より伽耶の国とか百済とか呼ばれて、日本と親交が深く、戦前は日本人が多く住んで、いまだに和風の家屋が残っているといわれる木浦が目的地です。


羽田国際空港が出来て、超便利になりました。
金曜日仕事を済ませてから出かけられます。

本当は、月曜日早朝に戻ってくるつもりが、あまりに遠いので、移動時間を考え、月曜日休みを取って3泊(1泊は車内)にしました。


金浦国際空港に着いたのは、夜10時半。
飛行機を降りてすぐ、放射能検査のゲートを通りました。やっぱ日本からの入国は厳しい。

そこから地下鉄で、高速バスターミナル駅向かうのですけれど、よく分からないので、インフォメーションで聞き、地下鉄9号線に乗る。

が、切符がうまく買えない。1万ウォンが使えないとか。
こんなことをしていてすでに夜の11時。

ただ、親切な人ばかりで、切符の買い方を教えてもらったり。

地下鉄路線図.JPG

チケットの自販機には日本語表示があるので、あとは行き先の駅番号さえは覚えてればOKでした(後になってわかった)。


地下鉄で走行中でも、携帯のアンテナはばっちり3本立っていました。駅に着かなきゃアンテナが立たない日本、遅れているぞ!

地下鉄のアナウンスは基本的にハングルと英語ですが、大きな駅だと日本語も入ります。「次はナムサンです。○○線はお乗換えです」みたいに。


バスターミナルに到着。セントラルシティという巨大な建物の中。光州行き切符売場に並びました。やっとチケット購入。27500ウォン。日本円で2300円ぐらい。目的地まで290キロ。
0時30分のバスには間に合わず、40分のが買えました。少し高いが一般席ではなくエクセレント席を購入。にしても10分おきにバスが出て行くとはすごい。もちろん光州ばっかりじゃなく。

車内は一列3席。かなりゆったりですが、トイレとかはありません。ほぼ満席。オヤジ連中が大きな声で咳をしたりで、多少マナーが悪いのが気にはなりますが、さあ、一路光州に向けて出発だ。


高速バスは2時間ほど走って、途中、サービスエリアに寄りました。トイレに降りたら、身が引き締まるほどの寒さ。息が白い。セブンイレブンでスナック菓子を買いました。



光州市には3時40分到着。ちょうど3時間。この時間では何もできないので、バスターミナルの広い閑散とした建物内の椅子で夜明けを待ちますが、なにせ寒い。

光州バスターミナル.JPG

ただ、光州(韓国第4位の大都市)までくれば、木浦まで80キロ足らず。あとはなんとでもなります。


僕は名うての(?)花粉症ですが、韓国に来ればすっきりと鼻づまりや目のかゆみはとれるだろうと楽観していたのに、一向に改善されません。ま、まだ着いたばかりですけれど。
ともかく鼻づまりがひどい。

この国にも花粉があるのか、あるいは単に症状を引きずっているだけなのか。明日ぐらいになれば分かるかもしれない。


公衆トイレは、今のところおおむね清潔で、すべて水洗でした。ただ「大」のほうに、必ずゴミ箱が用意されており、使用後とみられるトイレットペーパーが大量に捨てられていました。これって、中国と一緒?



なんとか最終目的地、木浦にたどり着いたのは、まもなく6時半になろうという時間でした。なのにまだ空は薄暗い。

こんなに東京から西に離れてるのに、東京と同じ時間(時差なし)っていうのもなあ。
いや、もちろん、こちらが普通で、東京がおかしいのだ。いつもおいら言ってるよね。


まずは朝飯。焼肉屋みたいのしか開いてなかったし、それも7時にクローズとのこと。深夜で営業してたんでしょうね。

時間は30分ぐらいしかないけど、まずは、マッコリを注文(朝からかいっ)。キムチやカクテキ、ほかのつまみも出してくれた。
現地の人たちはみんなオールで遊んだ連中らしく、けっこう鍋を前にお酒を飲んでいる。

モッポマッコリ.JPG


そのあと、まだ早いし、睡眠不足なので、サウナを見つけて入ってみました。
日本とシステムは一緒です。靴磨き屋さんがいたのが面白い。現地の人たちの見よう見まねで風呂に入り、仮眠室に行きました。

そこは老若男女みなオンドルの床に思い思いに雑魚寝です。木製の枕にタオルを乗せてあちこちを頭にして何の法則性もなく寝てます。これには驚いた。
でも少しうとうとできました。



10時過ぎにそこからはやっと這い出し、海べりへ出てみました。天気がよく空気が超爽やか。

皮ジャケットの下にワイシャツと薄いVネックセーターを着ていましたが、Tシャツでいいぐらい。この海は生まれて初めて見る、黄海。

春霞がかかっているが、快晴。陸では桜が一分咲き。黄色い韓国の名花ケナリが咲いていました。なにせ空気が澄んでいます。


小さな岬を回りこむようにして、海に張り出したウッドデッキの遊歩道を歩きました。傘石とかの木浦八景が見れます。

笠石.JPG

遊歩道の行った先には、国立海洋文化財研究所があり、ここは、鎌倉時代に中国から日本へ磁器などを運び途中沈没した船や、そこから引き上げられた品物が数多く展示されています。無料。


海洋研究所.JPG


研究所の見学が済んで外に出ました。勉強になった。この辺はミュージアムが集中した地域。歴史や文化を大切にしている風土がうかがえます。



そうこうしてるうちにお昼になったので、これから登ろうと思っている山の中腹にある韓定食の店に行きました。丘の中腹にあり、とても景色がいい。麓には昭和の日本家屋が点在しています。
ハンミルという僕好みのこじゃれたレストラン。

中腹レストラン.JPG


さて、お腹いっぱい食べたので、目的の山、市街地を見渡せる儒達山に登ることにしました。
途中、日本と戦った勇将、李舜臣将軍の銅像があったり、ここ出身の有名女性歌手李蘭英の碑があって、日本の歌謡曲か演歌のような歌が流れていたりしました。


土曜とあって大勢の行楽客が出ています。

儒達山山頂(228m)からは、晴れ晴れとした市街地を一望できました。横にはさらに高い岩山の峰があり、なかなかの景勝の地です。

儒達山からの眺め.JPG


この全羅南道は古くは百済の国で、大和朝廷とのつながりが深かった所。
日本に漢字や儒教を伝えた王仁(ワニ)博士の遺跡址はぜひ訪れるべきとのことで、40キロも離れたその地を尋ねました。桜はまだまだ。でも行楽客がたくさん出てました。



さて、そろそろ夕方、木浦に戻り、街の真ん中あたりで海に面した新しそうなホテルを探しました。

時間ばかりかかり、やっとフロントで話がついたのが7時。けれどまだ昼のように明るい。いいなあ、これが本当なんだよ。目覚めよ日本人!

ホテルはシャングリア(ラではない)ビーチホテル(笑)。

シャングリアホテル.JPG


フロントで美味しい店を聞いたら、結局刺身だった。気は進まなかったが行ってみました。海岸のすぐ前で、どんどん刺身や得体の知れない海のものが出てきました。だって、コースっぽいのしか頼めなかったんだもん。
でもまあ、うん、全部は無理だったが、ハイトのビールには合ってました。

そして2日目の夜はもうそのままホテルに帰ってひと風呂浴び、ぐっすり寝てしまいました。


ガスっぽい朝.JPG

翌朝は快晴でした。8時を過ぎてずいぶんガスがひいてきました。もともと木浦は霧が多いことで有名です。黄海の海水温と陸地の温度に朝方、差が出るのでしょうね。
昨日の朝、光州から来たときもすごい霧の中でした。

花粉症が今朝になっても治りませんでした。日本ほどじゃないけれど、やはり木浦にも花粉があるのかもしれません。こんなに空気が澄明なのになあ。


いったんホテルをチェックアウトし、まずは近くに朝粥を探しに出ました。
それらしい店に入り、頼んだのがファンテフェジャンクク?というもので、そこの名物でした。写真が出ているからお粥だと分かるものの、どんな料理かの意味はわからんです。

なんとかいうお粥.JPG

いちお、こう見えておいらはハングルの読み書きができます。えへん!
去年の夏、1ヶ月、ユーチューブで勉強しました。でも読めても意味はさっぱり分かりません。

分からないなりにとても美味しかったです。



そこから務安という町に来てみました。
ここの路地ではタコを売る店が軒を並べています。僕が歩くと、店頭のおかみさんが次々声をかけてきました。

務安.JPG


そこからさらに足を伸ばすと、曽島という世界遺産の塩田があります。ものすごい広大。黒い木造塩倉庫がずうーと並んでいます。

曽島の塩田.JPG

今日は曽島での昼食後、木浦には戻らず、光州へ出てきました。
これなら明日高速バスで一気にソウルに帰れます。明日中には、帰国の予定なので。



光州に出ると桜が満開でした。
街の中心部に行き、ラマダホテルに直接交渉して泊まることに。

ラマダホテル.JPG

夕食はそこから歩いて行ける大きくきれいな焼肉レストランへ。もう魚には辟易してたので、やっぱ食べ過ぎてしまいました。

きれいな焼肉や.JPG

韓国最後の夜は、これで終わりにしちゃいかん!と思って、ホテルのフロントでマッサージを頼んだら、出張マッサージというのはないんだそうです。それでまた街をうろつくことに。

ただ、按摩と書いてあるのは、マッサージではなく、その手のものなので気をつけてくださいとのこと。
けっこう目に付くんですよね。ハングルが読める功罪?いや、日本語でも書いてあるぞ!


最初、安全そうな中国式というのに思い切って入ったら、どうも怪しげ。しかも誰も出てこない。

なのでその同じビルの上の階のタイ式というのに行きました。

ここは受付もしっかりしていたし、お客も次々いたので、ちょっと安心しました。
90分60000ウォン(4200円)ぐらいでした。
ホントに素直にタイ式マッサージでした。



翌朝、光州は雨上がりの曇り空でしたが、空気が澄んでとても気持ちがいい。

鼻づまり解消されないもののかなり花粉の量は少ないと思います。

ホテルをチェックアウトし、タクシーで、高速バスターミナルへ。


ソウル行きバスは、7時10分発。これは中クラスのシートで25000ウォン。約2千円。

出発前に満席となりました。これも10〜15分置きにバスが出るからすごい。

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高速バスは、途中のサービスエリアで休憩。3日前に停まったSAは、雑然として、あまり清潔とはいいがたかったが、今日のは、日本のサービスエリアに良く似ていて、機能的できれいでした。



10時半にソウルバスターミナル着。迷いに迷って、地下鉄3号線の切符を買いました。これから空港チェックインまでの時間を、ちょっと市内見物へ。

景福宮へ来てみました。何度もソウルは来ていたのにここは初めて。

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いやあすごく広大で、素晴らしい。とても短時間では観られないほどですね。

景福宮での衛兵交替ショーも観ることが出来ました。これは圧巻。カラフルで美麗な様式美。

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タクシーで明洞へ。ものすごい混雑です。タクシーが人波を割込むようにやっと明洞の路地へ入ってゆく。

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明洞でランチをすることに。探して、サムゲタン専門店の百済参鶏湯に入りました。美味いなあ。コラーゲンもたっぷり。このお店お薦めです。OBビールもいただく(*^。^*)/。

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明洞でゆっくりしたわけではないのに、地下鉄の乗り換えでまごついたり、仕事の電話がかかってきたりで、金浦空港にたどり着いたら出発1時間前でした。すごい焦ったが、係員の機転で別ルートでチェックインさせてもらえました。そのKALの係員、長身の超美人なのです。
いかん鼻の下が。


これで、全羅南道旅行記はおしまいです。

韓国についてずいぶん自信がついたので、また色んなところへ行ってみたいと思います。


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posted by のんちゃん at 19:23| Comment(0) | TrackBack(0) | OVERSEAS

2011年02月09日

世界遺産



  「マカオ」からすぐ連想されるのは、

     
     11月に行われるマカオ・グランプリ、

     
     ホテル・リスボアなどに代表されるカジノ、

     
     そしてめくるめく世界遺産の数々だと思います。



週末利用の2泊3日で、3千キロ離れた、しかもトランジットのある海外旅行では、前後2日間が往復の移動日に費やされてしまうので、なかび一日が勝負となります。



そのなか日の土曜は、地図を片手に、早朝にホテルからタクシーでマカオの中心地セナド広場へ向かいました。


ここはポルトガル統治時代を彷彿とさせる南欧風でカラフルな建物が軒を並べ、路面の敷石もモザイク状にデザインされていて、観光客に人気のエリアです。

セナド広場.JPG

  
  この日は春節(旧正月)とあって、街全体が派手な飾り付けとランタンにおおわれていました。



少し離れた路地裏の、地元の人が使うような店で、豚の内臓系肉うどんを食べ(あとはマックしか開いてなかったので)、

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   近くのカテドラル付近をぶらつき、


カテドラル.JPG


   それから世界遺産最大の目玉、聖ポール大寺院跡へ向かいました。



   途中にある狭い土産物店の雑踏を抜けると、

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   忽然とその遺跡が紺碧の空にそびえ立ち現れます。

   息を飲むような景観です。


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   聖堂の正面だけ残して焼失してしまった跡が壁一枚で広い石段の先に建っているんですね。



   そこを見学してから、横のモンテの丘に登りました。

山頂は開けた砦跡で、大砲がずらりと海峡に向け並べられています。いかにマカオが昔から要衝の地であったかを物語っています。


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またセナド街に戻り、噴水地美食城というビルの太白楼というまともな中華レストランで昼食をとり、そのまま、タクシーで中国澳門国境のボーダーゲートへ向かいました。


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中国本土へ足を踏み入れ、大陸の風に吹かれてみたいという気持ちはあったのですが、ものすごい人の数の往来と、再入国手続きに対するトラウマに、そこの通過を断念しました。


ってゆーか、向こう側に渡っても、ただ珠海市という中国の街がこのままマカオの市街地と同じように続いているだけで何も景色が変わらないのです。




この国境前広場にも各ホテルやカジノ、アトラクション施設行きのバスがたくさん待機していましたので、ヴェネチアンのバスに乗り込み、いったん帰ることにしました。


朝夕は寒いぐらいでしたが日中は20度ほどにも温度が上がり、皮のジャケットやセーターが邪魔になったので、部屋に置きに戻りたかったのです。


それと、このあとコロアネ最南端のリゾートへ行く予定なので、この最北端の国境から無料のシャトルバスで中間地点にあるホテルまで送ってもらえば、交通費も安くあがるという算段でもありました。(*^□^*)



部屋に戻って軽装になって、玄関口でタクシーに「ウェスティン」とお願いしました。



亜熱帯の樹木や花々、緑の良く整備された芝生の庭、長いビーチショア、なだらかなゴルフリンクス。

まさに「ウェスティン・リゾート・マカオ」は本物のリゾートホテルでした。
ここには、カジノもなければ、くわえ煙草で闊歩する中国人もいません。

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   静かに自然の風と波音を愉しむちょっとセレブな人種が滞在しています。


   僕もそんな気分でロビーからオープンカフェを突っ切り海辺に出ました。


日が西に傾くなか、長い砂浜を西の外れまで歩いて行くと、そこはリクレーションエリアとなっていて、現地の人たちがバーベキューやらアウトドアを楽しんでいました。すごくみんな生き生きとして幸せそうでした。


小さなお店が海の家のようにずらっと並んでいて、網焼きでチキンや魚貝など食指を誘う匂いを放っています。



そこからは路線バスに乗ることにしました。
バス停に、停車する場所のそれぞれの写真が貼ってあるので、だいたいどのあたりを通るか察しがつき、なんとかなるなと思ったのです。


バス代は一律60何パカタでしたが、僕は小銭の持ち合わせがなく、10香港ドルを示し、これでOKか?と女性ドライバーに聞いたら、頭をたてに振ったので、お札を料金箱に入れ、乗り込みました。

外国のバスの常で、おつりは出ません。


マカオのお金の単位はパカタですが、香港ドルも大手を振って使えます。しかもレートが1対1。僕の払った10香港ドルは、日本円で125円ぐらい。



バスはいくつかの村落を抜け、次第に満員となってホテルの近くに差し掛かりました。アナウンスがないので、勘でボタンを押し、結局、フォーシーズン・ホテル前で降りました。

ここも超セレブなホテルです。有名ブランドがわんさか入ったデューティフリーがフロアを占めています。


実はここからでも僕のホテルに戻れます。かなり大きなホテル同士、通路でつながっているんですね。(~o~)/



また夜のお出かけ用に着替えることにしました。

ちゃんとジャケットを羽織り、ぴんとした新調のワイシャツで、今夜はポルトガル料理です。

先だってマカオへ来たことのある友達から得た情報で、タイパ地区の官也街にある「アントニオ」がベストとのことでした。


タクシーの運転手さんが片言の日本語を話してくれて助かりました。「カンヤガイ」で通じたのです。そのお店まではさすがに分かりませんでしたが。


狭い路地の多い賑やかで明るい官也街を歩き、何度も迷い、人に聞いたりした末、やっとこじんまりとして暖かく居心地のよさそうな目的のお店を見つけました。しかし残念ながら満席。

やっぱ、超人気店なんですね。なんといってもミシュラン香港・マカオ版で2つ星レストランです。



 なので、探している過程で目に付いた「ピノキオ」という名のポルトガル料理店に入りました。


ピノキオ.JPG


ここは大きなレストランで、お客も多く、また店員さんが感じよくて、料理も満足、ハイネケンの生ビールのあとはポート(ポルトガル)ワインも空けてしまいました。


これで夜は終わり、

          ・・・ではありません。


ガイドブックで調べたバーの穴場、五つ星「アルティラ・ホテル」にまたタクシーで向かうことにしました。まだ9時、宵の口です。


このホテルの38階にあるその名も「38バーラウンジ」は、マカオ半島と海峡を挟んで対面している窓の広いエレガントで快適なバーで、夜景がすばらしく、とても静か、金額もリーズナブル、ジャズの演奏も気分を盛り上げました。

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  あ〜あ、こんな贅沢!

        幸せな一日だったなあ。(*^。^*)
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ヴェネチアン・マカオ・リゾート


澳門(マカオ)は大きく分けて、中国大陸につながるマカオ半島、その南3キロ沖にあるタイパ島、さらに南3キロ沖合のコロアネ島からなっています。


今は、マカオとタイパが3本の橋でつながり、タイパとコロアネ間の海峡は埋立てられ、コタイという広大な平地になっていて、そこに僕の泊まる「ヴェネチアン・マカオ・リゾートホテル」があります。


マカオ地区にある国際フェリーターミナルから入国手続きを経て一歩出ると、迎えの人達や送迎バス、旅行エージェントの看板を掲げた係員が大勢待ち構えていました。


僕はタクシーでホテルへ向かうつもりでしたが、紺色のプラカードに「ヴェネチアン」の文字を見つけ、大型バスに案内してもらいました。


ヴェネチアン以外にも、いろんなホテル行きのシャトルバスが並んでいてものすごい活気です。



満席になるとすぐバスは出発し、東の海岸に沿って走ります。左右には豪華な、あるいは意匠に満ちたホテル群が建ち並び、マカオの繁栄を誇っています。




やがて長い橋で海峡を渡り、しばらくすると僕の投宿するヴェネチアンに到着。


ラスベガスとまるで同じ外観、内装のホテルで、その規模といったら、筆舌に尽くしがたいほど巨大で、圧倒されます。


フロアの遠くが霞むほどのカジノ、屋内にベニスの運河があり、ゴンドラが優雅に行き来しています。その周りにはブランドショップやレストラン、カフェが林立。ホテル内のシアターでは、シルク・ド・ソレイユが開催されているといった規模なのです。

ベネチア運河.JPG



僕は24階の部屋(80平米のスイート!)で旅装を解くと、

ベネチアン部屋.JPG


まず運河沿いのイタリアンで、マカオビールやポルトガルワインでアラカルトをいただきました。

店員さんと会話したりすごく楽しい(*^□^*)。

ポルトガルワイン.JPG



そのあと、ものは試し、カジノで見よう見まねブラックジャックと大小というゲームに挑戦してみましたが、あっという間に1万5千円をスってしまいました。

ま、この程度で済んだのは幸運と言わなければね。

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調査不足のツケ


時間の取れるときにと思い、週末、マカオに行ってきました。


早割で香港への安いエアチケットを取り、そのぶんホテルはゴージャスな「ヴェネチアン」をリクエストしていたら、それも偶然取れたので、勢いこんで行くことができました。


しかし、香港からのフェリーでまごつきました。


今回は、あまり勉強せずに出かけてしまったので、香港国際空港で、何も考えずに出国してしまったのです。


実はイミグレーションを経ずにそのままマカオに渡るフェリーに乗らなくてはならなかったのに、そのトランスファーが理屈として納得できなかったからなのです。


つまり、預け荷物の問題です。


イミグレを通過しなければバッゲージ・クライムには行けませんから、自分の荷物は受け取れません。

自分が、香港からマカオに渡ることなど、誰も知りませんから、僕がバッゲージ・クライムに到達しなければ、当然荷物は引き取り手がないまま、ターンテーブルをぐるぐる回っているだけで、後日、持ち主不在のまま処分されてしまいます。


航空機の乗り継ぎなら、チケットもそういう買い方をしているし、タグにもそう表示され、自動的に次の飛行機に積み込まれ、最終目的地までちゃんと運ばれるシステムになっていますが、次が乗合バスのような定期運航の船舶となれば、合わせての購入は出来ないのです。



結局、いろいろ交渉の末、いったん香港入国をキャンセルという特例をいただき、再出国して、船会社の空港内カウンターに掛け合い、係の方の手で荷物も乗せ替えてもらいました。


香港国際空港フェリーターミナル.JPG


そんなこんなで、マカオ国際フェリーターミナルには、夜の7時着。

   家を出て14時間かかってのマカオ入国でした。


もっとガイドブックをきちんと読み込み、ネットでもいろいろ下調べをちゃんとしておかないと、海外は甘くないとの教訓を得た今回の旅でした。

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2011年01月17日

ホノルル雑感


いつまでもしつこくハワイの話題で申し訳ありません。

ホントにこれで最後にします。


「ホノルル雑感」です。

ハワイとかオアフとか言ってしまうと、ここは違うよ、とのご指摘をいただきそうなので、ホノルルに限定しました。


ともかく順不同で、思い当たるまま記録しました。
mixiや、twitter、twilogではすでにつぶやき済みの内容ですが、今回雑感という形でまとめました。

               
                ******



いま日本円が強いので(1ドル83円とか)、ワイキキではいい買い物ができました。コーチのビジネスバッグ、エルメスのネクタイ、ラルフローレンのカジュアルシャツとVネックセーター、ディーゼルのTシャツなどです。

ビーチウォーク.JPG


オアフ島で快適なホテルは、たぶんカハラだったりタートルベイだったり、コオリナだったりするんだろうけど、僕は掛け値なしに、ハレクラニ、ロイヤル・ハワイアン、モアナ・サーフライダーがベストだと思う。


プルメリアとブーゲンビリアは何本か(数えるほど)見かけたが、ミクロネシアや南アジアでよく見られる、ハイビスカスはワイキキでは見かけなかった。

ハワイの花.JPG


今回初めてトロリーバスに乗った。椅子は木製で固いが、オープンカーなので、まことに快適。それで、ホノルルの高層ビルのダウンタウン(中心にある官公署、ビジネス街)が初めて見れた。それとドライバーが愛嬌たっぷりにガイドしてくれるのが嬉しい。


トロリーから.JPG


ワイキキは日本語が通じるのがいい。かように海外で日本語のみで過ごせる土地を僕は知らない。しかも、たどたどしいながら、みんな実にチャーミングな話し方だ。


なんせハワイは女の子がきれいでかわいい。もちろんそれなりもいるけれど。女性は解放されるとかくも美しくなるものかと感心。プールサイドレストランで乾杯した東京の知人の美人ぶりには腰が抜けた。


ワイキキのビーチを、アラワイヨットハーバーからダイアモンド・ヘッドの先端部まで制覇した(ただビーチを歩いただけね)。3時間弱。それをtwitter-mixi連動でライブ中継した。反応はからきしだったが、英語でやったら、世界中から喝采の嵐だろうなと思った。なんてったって、史上初だ 。


ハワイへの日本からの旅行者は家族連れが多い。とくに乳母車の幼児や小児連れ。まだ物心ついてないだろうに、とか、飛行機の長旅は大変だろうに、とかよりも「なにがなんでもハワイへ行きたい!子供たちにもハワイを味あわせたい」の気持ちが大きいのだろう。


家族連れといえば、勝俣さんや高橋英樹さん家族も見かけた。いずれもテレビのままで、好感がもてた。高橋さんは奥さん娘さんと仲睦まじく、とても嬉しげだったのが印象的。でかい図体、黒い顔の清原にも会ったが、よく見たら浮浪者だった。


ワイキキでは昼間からビールやカクテルを飲み、ほろ酔い気分で過ごすだろなと思っていた。しかし、ディナー以外はまったくアルコールを口にしなかった。別に飲まなくても、気分は快適で、ノンストレスで、ハイだからなんだと最後にやっとわかったのだった。

ブレックファースト.JPG


ハワイで働く人たちのいかに幅広い年代で、しかも誰もが生き生きとして働いているのに、素直な感動を覚える。とくに年配の女性たちが多く目につく。むしろこういった年代のほうが、ホスピタリティを要求されるサービス業などは最適なのではないだろうか。日本はまだまだだなあ。


世の中には二種類の人種しかいません。ハワイが大好きか、ハワイに行ったことがないか、です。


ハワイの風が好き。抽象的な意味ではなく、本当に。空港を降りた瞬間から感じるあの身体を原初に戻らせる心地よさは、僕の遠い過去の、記憶の底に置き忘れたネイチャーな感性を呼び起こさせてくれる。


夕暮れ海岸.JPG


ハワイは9ヶ月経つとまた行きたくなると言います。半年では、前回の余韻が残っているし、周り(職場や家族や知人たち)からも、また行くの?とちょっかいがでます。しかし、1年は絶対待てません。なので9ヶ月。


ハワイでよく流れていたHawaiianの楽曲。日本でも聴いたことがあった。調べたら「Ka Nohona Pili Kai」だった。曲の中ほどでよく繰り返されるアロハエアロハノは、「愛しくて愛しくて」。何度聴いても泣ける。




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posted by のんちゃん at 18:39| Comment(2) | TrackBack(0) | OVERSEAS

2011年01月15日

Walked Across The Waikiki Beach


ハワイの話の続きで恐縮です。


ある一日、ワイキキビーチ全踏破を思いたち、twitter−mixi連動で、写真つきで実況を試みました。

そのまま、タイムラインで消えてしまうのがもったいなくて、一応その記録をそっくりここに載せようとの試みです。


長いので、ハワイに興味のない方はどうぞスルーしてください。



            ********


アラワイ運河.JPG

10:25 ここアラワイ運河が太平洋に接するところから東が、ワイキキになります。史上初、ここを起点にワイキキビーチ全制覇を実況してみたいと思います。今ハワイ時間10時25分。では、出発!


10:32 アラワイ・ヨットハーバー。左手にプリンスホテル。

ヨットハーバー.JPG

10:36 ヨットハーバーが尽きて、左手はイリカイホテル。


10:41 突き当たりが、ヒルトン・ハワイアンビレッジ。写真は敷地内のラグーン。

ヒルトンラグーン.JPG

10:45 さて、ビーチショアに出た。遥かにダイアモンド・ヘッドが見える。あそこまで歩く。

ダイアモンドヘッド遠望.JPG  

10:52 ヒルトン前の桟橋。船が泊まっている。これから沖合いへホエール・ウォッチングか。


11:01 今歩いてきたヒルトンを(注:ライブではここで写真が入る)。ビーチ沿いのトイレを借りた。(^o^;


11:06 ハレコアホテル前のパラソル群。このホテルは、日本人が少ない意味では穴場だ。


11:11 フォート・デルッシー・パーク。軍の保養施設としての場所。

デルッシー.JPG

11:15 軍のミュージアムがあり、正面に回り込むと、戦車が展示されていた。


11:20 今歩いて来たルートを振り返ってパチリ(注:ライブではここでも写真が入る)。また左手がホテルラッシュとなる。


11:25 初めに現れたホテルは、アウトリガー・リーフ。


アウトリガーホテル.JPG

11:32 続いてハレクラニ。僕のステイ先。写真のオープンテラス「オーキッズ」で朝食をとった。


オーキッズ.JPG

11:35 ハレクラニのプールサイド。サンセットフラが日没前から催されるところ。

ハレクラニプール.JPG

11:41 団体客向けホテル、シェラトン。ここにはまだ泊まったことはない。


11:48 ご存知ピンクのパレス、ロイヤル・ハワイアン。去年リニューアル。数年前泊まった。静かで、内装や中庭など趣がある。


11:51 この辺から、左手のホテル群が圧巻。


11:58 ひとつ小さなホテルを過ぎて、ワイキキの貴婦人、モアナ・サーフライダー。去年ステイさせてもらった。木造の歴史的建造物。


12:03 さてもうひとつのホテルを過ぎ、交番のところで、カラカウア大通りと斜めにぶつかる。ワイキキのランドマーク、ハイアット・リージェンシーのツインタワーが道路向こうにある。ここにも数年前泊まった。


12:07 ワイキキビーチの中心に立つ、デューク・カハナモクの像。サーフィンの創始者?

サーフィンの神様.JPG

12:12 ビーチに沿ってカラカウア大通り、まだまだホテルが続く。

カラカウア大通り.JPG

12:21 大通りに面してひっそりと教会があった。聖オーガスティン・カトリックチャーチ。ワイキキも歓楽地ばかりではないのだ。


12:24 チャーチ横のABCストアーでとりあえず飲み物を買う。暑いし、砂地に足をとられてけっこう疲れた。


12:29 歩道の木陰で一服。このミネラルウォーター、1ドル62セント。小ぶりの鳩が足元に寄ってくる。

ミネラルウオーター.JPG

12:36 マリオット。ここは10年ほど前に社員旅行で来た。やはり団体客向けホテル。この辺でとりあえずホテルは尽きる。


12:45 カラカウア大通りが二つに分かれ、正面が広大なカピオラニパークとなる。右手にビーチ、左手が公園だ。


12:49 ワイキキ水族館この辺でいったんビーチが途切れるので、公園内の道へ戻る。

カピオラニ公園.JPG

12:57 公園内のよく整備された歩道は、ほどなくダイアモンド・ヘッドの下に位置するホテル群に到着。ここはニュー・オータニ。ここの、樹下のテラスレストランは有名。ブランチ客で賑わっている。

ハウツリー・バー.JPG

13:07 無名の瀟洒なホテルやコンドミニアムが数件続き、ビーチはダイアモンド・ヘッドの先端部で尽きた。

行き止まり.JPG

これでワイキキビーチ全制覇実況を終わります。お付き合いいただきありがとうございました(^3^)/
posted by のんちゃん at 16:54| Comment(0) | TrackBack(0) | OVERSEAS

2011年01月08日

ハワイの時間と風


  憧れのハレクラニが予約できたので、正月休みはワイキキで過ごしました。

  今回は、どうしても見てみたかったイオラニ宮殿を見学することができ、感無量です。

              イオラニ宮殿.JPG

ハレクラニのゲストになったおかげで、いろんな特典がつきました。
バーでのカクテルのご招待、各種美術館、博物館の無料招待、さらに市内を走るトロリーバスがフリーパスとなるなどです。

             ハレクラニの窓.JPG


それで歴史・文化施設を巡るトロリーのレッドラインを利用して、ホノルルのお目当ての宮殿に行けたというわけです。


ある夜は、東京の知人が泊まっているプリンセス・カイウラニのプールサイドレストランで、ビールで乾杯する楽しみがありました。滞在期間が1日だけ一致するので「ワイキキで会いましょう!」と約束したのです。


             自分ギャラリア.JPG


あとはほとんど街をふらつきウィンドウショッピングをしたり、美味しそうな店やバーに入ってみたり、ワイキキビーチを端から端まで歩いたり、海に突き出た公園でサンセットの時間を過ごしたり、タンタラスの丘からホノルルの夜景を眺めたりしました。
残りの時間はホテルのプールや浜辺でのんびりリゾートライフを満喫できました。

             ワイキキを歩く.JPG


   「ハワイに行く」と人に話すと、必ずと言っていいほど、

    ゴルフですか?海ですか?観光ですか?それとも、買い物?とか聞かれます。


   僕はそれらに「いや、ちょっと違います」と答えるのです。

   すると、じゃあいったい何をしにはるばるハワイへ?と不審な顔をされるのが常です。



           で、僕は躊躇なくこう言うでしょう。

             サンセット.JPG

           
          「ハワイの時間と風を感じにね」 と。
posted by のんちゃん at 13:25| Comment(4) | TrackBack(0) | OVERSEAS

2010年06月29日

九イ分(きゅうふん)へ。


金曜から昨日まで、台北に旅行してきました。


最大の目的地は台北郊外の「九イ分」に行くことでした。

             Βi.JPG

ここはベネチア映画祭で金獅子賞を獲り、日本でもヒットした映画「悲情城市」の舞台となったところです。


そして何より、若い女性の観光客が大挙して押し掛ける観光地であり、その理由が、「千と千尋の神隠し」のモデルともなった建物が随所にあるからなのです。

もうすでに日本からは失われた古き昭和の面影を残す狭い石段の町並みをメインとして、そこに至る迷路のような商店街もとても魅力的です。

当然、昔を懐かしむ熟年層の訪問客も後を絶ちません。


僕は一人で出かけたので、すごく気軽で、階段を何度も上り下りしながら、路地裏をのぞいたり、民芸品店を冷やかしたり、カフェでまったりしました。
               
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写真は僕の入った阿妹茶楼です。3階の露台の席からは、東シナ海が晴れ晴れと見渡せました。


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蝉の声、犬や猫の鳴き声、木々を渡る風の音。

             [x_.JPG

腕時計を外して、やっと世間のしがらみから解放された気がしたひとときでした。
posted by のんちゃん at 18:12| Comment(4) | TrackBack(0) | OVERSEAS

2010年01月28日

香港。そのヴィヴィッドな都市


香港に行ってきました。

2泊3日の強行軍なので、ほとんどがタクシー、あとバスと船を利用して、効率よく回ってきました。


九龍半島側のホテルに滞在して、

コーズウェイベイ(銅羅湾)で朝がゆを食べ、

              R[YEFCxC.jpg              
レパルスベイ(浅水湾)のビーチで遊び、

              pXxC.jpg

スタンレーマーケット(赤柱市場)を冷やかし、

              X^[.jpg

アバディーン(香港仔)の海上レストランで飲茶をし、

セントラル(中環)のショッピングセンターで買い物をし、

ピークトラム(ケーブルカー)で見晴らしの良いビクトリアピークへ登り、

              rNgAs[N.jpg

クーロン(九龍)半島先端のインターコンチで、夜景を堪能しつディナーをいただき、

ホテルへ戻って、ジャズの弾き語りのラウンジバーで絞めました。

ってな具合です。

最終日だけは、のんびりペニンシュラ・ホテルでくつろぎました。

まだまだやりたいことはあったのだけれど、やり残しがあったほうが次回に繋げますね。



香港の春暁の船皆動く  高濱虚子


ほんと、香港の活気、ヴィヴィッドさはどこから来るんだろう?

誰もが早朝から夜中まで働いています。
仕事が豊富にあるのは、ワークシェアリングの原則が効率良く機能しているからなんだなあとつくづく思った今回の旅行でした。
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2009年01月09日

ラナイの陽射し


後れ馳せながら、明けましておめでとうございます。


正月初めは実家で過ごし、そのあとすぐホノルルに行きました。
なので日記の更新がしばらくできませんでした。


滞在したのは、一世紀以上も歴史のあるワイキキの貴婦人、「モアナ・サーフライダー」です。

このコロニアル様式のホテルのラナイ(部屋のテラス)からは、真正面にダイヤモンド・ヘッドが望めます。


ワイキキでは、もっぱら強い円を武器に買物して歩いたり、プールや海に入ったり、のんびりアフタヌーン・ティーを楽しんだり、ある日はホエールウォッチングに外洋に出かけたりしました。


超ラグジュアリーホテルステイ、しかも正月とあって、旅費・宿泊費だけでも通常のゴッキュッパの3倍強もかかりました。
まして買物を入れると、なけなしのボーナスをほとんど使い果たした勘定になります。

今年の景気の動向も不透明なので、もうこういった豪遊は二度とできないかも知れない、と、思い切って使い切ってしまったというわけです。

まあ、おかげでととも充実した良い休暇を楽しむことができました。
最終日はハレクラニのサンセット・フラを観ながらカクテルをいただきました。

ほんとハワイって極楽だなあ。

今度誰か一緒に行こうねー。(*^。^*)/


posted by のんちゃん at 19:27| Comment(6) | TrackBack(0) | OVERSEAS

2008年12月03日

風の島


ずっと忙しかったのですけれど、週末は人に仕事を頼んだりして、強引に休みをとり、小旅行に行ってきました。

目的地は、中央になだらかな裾野をもつ雄大な休火山が作った島で、常に潮風が吹きつけています。


僕が投宿したのは、島の北側、旧市街にあるオリエンタルホテルです。


時間が限られているので、チャーターしたタクシーで島内を周り、険しい岸壁に登ったり、果敢に乗馬に挑戦したり、映画のロケ地をつぶさに見たりして、3食おなかいっぱい食べ、かつ飲み、風呂上がりにはマッサージを受け、テレビをつけたまま寝てしまうという徹底した非日常行動をとりました。


僕はわずかな休日を目一杯楽しもうとしましたが、事前にその島の情報を調べる時間的余裕も精神的ゆとりもなかったので、旅行代理店経由で専属のガイドさんを頼みました。

40歳ぐらいの物静かで誠実な女性が案内役を務めてくれました。
タクシー代も含めて1日1万円はすごく安かったです。


それに思いがけず、僕の大好きな映画のラストシーンがこの島で撮影されたその場所へ案内してもらうことができました。

主人公が、岬のベンチに座って、ヘッドホンステレオで、今は亡き恋人の好きだった曲を聴くシーンの場所です。

僕の生涯で、ここに来れることがあろうとは夢にも思わなかったので、感動に胸がつまってしまいました。


ガイドさん、運転手さんのおかげで、とても充実したいい週末をこの風の島で過ごすことができ、いま感謝の気持ちでいっぱいです。

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2008年02月27日

釜山へ(その3)

ロッテホテルでは25階の南西向きの部屋に宿泊しました。
夜景がきれいなので、一晩中カーテンを開け放しておきました。

朝目覚めると、建築中のマンションが市内至るところに見受けられました。
この都市の経済の勢いに驚かされるばかりです。

エレベーターホールに下りていくと、ホテルの案内役として民族衣装のすらりとした美女がアシストしてくれていたので、一緒にツーショット (´∀`)

1階の豪華なロビーの熱帯植物園ふうカフェテリアにはすでにK氏と尹さんが待っててくれました。

3人で西面の街に繰り出し、朝粥を食べ(超うまかった)、散策しつつ、開店を待って免税店に入りました。

買い物を済ませるともうお昼です。

12時チェックアウトなので、精算し、バッグを持ってホテルを出ました。

昼食は、西面の典型的な韓定食レストランに入りました。一人500円ほどのランチですが、まあ見てください。さながら皇帝のお召しになる満漢全席のようでしょう?

そうこうしているうちにビートル号出航の時間が近づてきたので、路線バスに乗って埠頭へ向かいました。
わずか1日半ほどの滞在でしたけれど、尹さんのおかげで充実した時間を過ごすことができました。

別れしなに彼女に握手してもらいました。ちょーラッキー!

楽しかった釜山にも感謝です。また来ますね。カムサハムニダー。(^o^)丿
posted by のんちゃん at 18:51| Comment(2) | TrackBack(0) | OVERSEAS

2008年02月26日

釜山へ(その2)

釜山で一番の繁華街は、幹線道路も集中し、地下鉄も交差する、西面という所です。

南浦洞よりかなり西にありますが、東京で言えば新宿のような位置にあって、最近は若者の流行の発信地になっています。
地下街も充実していて、その迷路のようなアーケードを抜けて、超高層のロッテホテルにチェックインしました。

とりあえず重い荷物を部屋に置き、尹さんの案内で、地下鉄に乗り広安里へ向かいました。

ここはぜひ来たかったところです。
僕のかけがえのない友達のソニーさんが少女時代を過ごした場所なのです。

それにしても、この広安里ビーチはなんて晴れ晴れとした素敵な海岸なんだろう。
対馬海峡の静かな波打ち際の湾曲した長い砂浜を、のんびりと東の端まで歩いて行きました。
暖かく風もなく、左手にはしゃれた店の居並ぶ海岸通りを遠く見ながら、右手にカモメが波間に羽を休めている様子を眺め、とても幸せな気分になりました。


ビーチの東の外れから、タクシーでさらに東の岬に出ました。

そこは整備のよく行き届いた公園になっていて、その先端にはかつてAPECの会場になった円形のコンベンションセンターがあり、無料で解放されています。

クローズの時間ぎりぎりに飛び込み、見学させてもらいました。

とても良く保存され、この都市の歴史に対するひとかたならぬ想いを知ることが出来ました。

対岸には高級リゾートマンションが立ち並んでいました。
広安里から、これから向かう海雲台にかけての海沿いが釜山にとっての一大リゾート地なのです。

海雲台の西の端にあるウエスティン・ビーチホテルのカフェでまずは一休み。(写真は僕のビジネスパートナーのK氏とフレンドリーガイドの尹さん)

そして、楽しみな夜の食事へと、海雲台の駅前通りに向かうことにしました。
(to be continued.)

posted by のんちゃん at 23:45| Comment(4) | TrackBack(0) | OVERSEAS

2008年02月25日

釜山へ(その1)

週末だし、このまま出張先の博多から帰京してしまうのはもったいないので、「るるぶ福岡」を見ていたら、郊外にも足を伸ばそうというページに、門司や太宰府にまざって釜山がありました。

JR九州に問合せたところ、かろうじて空席があったので、翌朝、仕事のパートナーのKさんと、福岡のホテルからタクシーで、ビートル乗り場に向かいました。

春うららの快適なビートル号で、お昼に釜山に着きました。

JR経由で頼んでおいたガイドの尹さんが、改札を出たところに僕の名前を書いたプラカードを掲げて待っててくれました。
そういうガイドさんがたくさんいました。なにせビートル号は満席でしたから、釜山観光は大流行なんですね。

尹(ユン)さんは超可愛い女子大生で、外語大の4年生とのこと。
このフレンドリーガイドシステムは、約5千円で1日市内を案内をしてくれますからすごく便利(^-^)。

僕はこの街は4度目、ビジネスパートナーのKさんも2度目なので、名所旧跡や観光スポットじゃない所を案内してもらおうと思っていました。だからガイドさんが若い女の子というのは大歓迎でした。
だって、ぶらぶらと街歩きしているだけでも愉しいでしょ?それに新しい見所も良く知っているだろうし。

まずはお昼を食べにタクシーで海産物市場に行きました。
彼女の推薦で刺身丼みたいのと、生牡蠣を取りました。
食べきれないほどたくさん出てきてびっくり!

続いて道路を横断して国際市場。ともかく広いし、小さな専門店がびっしり軒を並べていてアメ横と昔のアキバを合体させたようなエリアでした。

そこから光復通りという新しいお洒落な街を抜け、龍頭山へエスカレーターで登り、さらに山頂の釜山タワーにエレベーターで上がり、展望台から街並みを堪能してきました。このあたりは南浦洞という釜山の中心部です。

下山して光復通りに戻り、クリスピークリームドーナツで一休み。
おいしいドーナツとコーラ。並ばなくても買えるっていうのがいいね。(to be continued.)

posted by のんちゃん at 23:22| Comment(2) | TrackBack(0) | OVERSEAS

2007年12月01日

上海旅情(不夜城)

上海は、魔都上海とか不夜城と言われています。

今回は眠らない都市、上海での最後の夜の話をします。

                   バー

まず、日が落ちて最初に訪れたのが新天地です。
ここは旧フランス租界のあった場所で、当時の建物の外観を残し、おしゃれなレストランやバーや雑貨店に改装した一大デートスポットです。
西洋人も多いし、みんな身なりもきちんとした人たちが散策していて、とても中国とは思えないきれいなエリアでした。

                   レストラン

続いて、名物の上海蟹を食べに行きました。王宝和酒家という有名な店で、広いフロアにもかかわらず満席でした。30分ほど待たされてやっと席に案内されました。
僕はもともと魚介類は苦手ですけれど(蟹も一口で止めてしまいましたけれど)、出された他のメニューは押しなべて美味で、つられて紹興酒をたっぷり頂きました。

                   船

さて不夜城の夜はまだまだ宵の口です。
次に楽しみにしていたナイトクルーズに向かいました。
観光船で黄浦江を下り、途中でUターンして遡行し、約45分間、デッキの上で、浦東の超高層ビル群の夜景と、バンド(外灘)のライトアップされた重厚な建物の並びを鑑賞できました。

外洋埠頭には、大阪−上海航路の「蘇州丸」が大きな巨体を満月の下で静かに休ませていました。

                   音楽

下船してから、今度は旧日本租界に建つ古いホテル「浦江飯店」に行きました。ここはチャップリンなども泊まった由緒のあるアールデコ調の建物です。

ここでは、全身マッサージを1時間受けました。
いやあ、すっきりした。ヽ(^。^)ノ

                   ホテル


こうして上海最後の夜が更けていきました。

そのホテルのマイクロバスで、わが宿泊しているフォーポインツバイ・シェラトンに送ってもらい、到着すると、すでにこのロビーではクリスマス・イルミネーションとオーナメントの飾り付けをしていました。

もうそんな季節なんですね。今年の〆にいい旅行ができたことに感謝です。
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2007年11月29日

上海旅情(蘇州)

蘇州は上海の西80キロほどにある、水路の縦横に張り巡らされた古い都市です。

上海からは高速道路で来ましたが、途中ずっと街がつながっている感じでした。工業団地もたくさん見受けられました。

春のような陽気の蘇州に着き留園という世界遺産の庭園と、唐詩にも詠われた寒山寺を見学しました。
霜の降りるような冷えた夜に舟旅をしていると、寒山寺の鐘の音が静かに心に響いてくるという有名なあれです。

しかし現実の蘇州は、この七言律詩や日本の古い歌曲、蘇州夜曲から受ける印象とはだいぶかけ離れた、車やバスやトラックやバイクや自転車が埃を巻き上げ走っている大きな騒々しい都市でした。

ちょっと風情に欠けたかなあ。・・・でも、留園も寒山寺もとても素晴らしかったです。
お昼は、伝統の刺繍工房に併設されたレストランでスワロービールをいただきました。

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2007年11月28日

上海旅情(外灘・豫園)

外灘は、通称バンドと呼ばれる上海最高の観光地です。

揚子江の支流、黄浦江が大きくS字を描く左岸にあり、岸に沿って散策路になっています。
上海の写真というとたいがいここで撮られていますから、皆さんご存じの場所だと思います。
晴れ晴れと開けたとても良いところです。

対岸は浦東という地区で、世界一高いテレビ塔や400メーター超の森ビルなど超高層ビルのラッシュです。
対してこちら左岸は、古い時代のアールヌーボー様式の石造りの堅牢な建物群が並んでいます。
ほとんどが銀行をはじめとする金融関係ですが、アルマーニの路面店もあり、どんどんファッショナブル化しています。


         イベント

上海市内でのもう一つの観光拠点は豫園です。

バスの駐車場から車優先の車道を命懸けで突っ切り、しつこく付きまとう物売りを邪険に無視して、想像を絶する門前町の超雑踏を抜けると、世界遺産の豫園に到着します。

ここも素晴らしいですね。
周辺の小さな商店や雑踏も含めてここはぜひ訪れたい観光地です。
一日歩いても飽きないかもしれません。(^.^)b
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2007年11月27日

上海旅情(南翔鎮)

社員旅行で、上海・蘇州に行ってきました。

噂に聞いてた上海の経済発展の様子は、工事や建築の多さですぐ肌で感じることができました。
道路は方々で拡幅工事が行なわれ、恒常的に街中は大渋滞で、急遽建設した八車線の高速道路なども四通八達しています。
古いスラムの街が取り壊されては超高層ビルや見上げるようなマンションに生まれ変わっています。
それだけ需要がうなぎ上りってことは、急激なインフレを伴う好景気に沸いてるように見えます。

                    バス

まず、お昼前に上海に着いたので、さっそく上海西郊の南翔という所に小籠包を食べに行きました。ここは小籠包の本場で軒並み南翔小籠の看板が目立ちます。

僕たちはそのうちわりと小さな店に入りました。さっそく三得利(サントリー)ビールをあけ、飲茶料理をおいしくいただきました。

そのあと、明の時代の古猗園という庭園を散策しました。奇岩と池の回遊式庭園です。大きな邸宅の中庭といった雰囲気でした。
posted by のんちゃん at 19:07| Comment(4) | TrackBack(0) | OVERSEAS